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「ああ！！！くっそー！」
紫耀がなにか騒いでる。
「どした？」
「岸くん！！聞いてよー！友達に白女の知り合いがいるって聞いたから連絡とってみたら全く違う高校の人だったんだよ！
こんなのってなくない！？」
シラジョ…？？？
頭にハテナが浮かんだのが見えたのか、神宮寺が説明してくれた。
「白浜女子高校のことだよ。
俺たちの最寄の駅から３つ隣の駅にある女子校。」
ああ、あの茶色のブレザーのかわいい制服のところか！
視界の片隅で紫耀がうなだれる。
「なんかもう出会えない気がして来た…」
「なんで？紫耀はその…シラジョの人と、出会いたいわけ？」
「そりゃさあ…！もうブランドだよね！！」
みんなが言うに。
ここ周辺唯一の女子校であるシラジョは、まあまあなお嬢様校なだけに、何にも染まっていないピュアな子が多いとの噂。
男なら誰でも、一度は女子校の子と付き合いたいと思うだろ！ってことらしい
でも実際そう上手くは行かず、シラジョはバイトは厳禁、謎にSNSで繋がれない、などなどここらの地域みんなが憧れるお嬢様校への道のりは険しめっぽい。
紫耀でもうまくいかないって相当だよな…？
「岸くんなんでそんなに冷めてんの！？
女子校に憧れってものはないのか！！！」
いってもなあ…
ふつうにいまの高校にも可愛い子はいっぱいいるし…
「んー、電車でちらっと見かけるだけで大満足みたいなところはある！」
現状で満足って感じ。
「まあね、優太の言ってることもわからんでもないわ。
付き合っちゃったらそれはそれで大変そうやけどな。」
そうなんだよー、廉わかってんなー！
付き合っちゃったらちゃったでなんか違うってなるんだよ！
「そうそう、焦んな焦んな！」
そう。
そのときの俺は
純正女子校育ちの破壊力を、なめきっていた。
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とわまる(プロフ) - かほさん» 返信が遅れてしまい申し訳ないです！すごくダラダラ書いてしまってる感がありますが、読みやすいと言っていただけるのはとても嬉しいです！これからも精進してまいります！！ (2020年2月10日 7時) (
レス) id: 6d9ac2eca6 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - テンポもよくて読みやすくて感謝です！！ (2020年1月26日 1時) (レス) id: 4f2e006cfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とわまる | 作成日時：2020年1月9日 0時
