【HQ】赤葦くん【赤葦京治】

出席番号での席順って重要だよね ページ8

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朝練の後で赤葦くんと別れてからの時間はあっという間だった。

お昼は、ラッキーなことに、高峯、田崎ことたーちゃんと出席番号順で席が前後だったため、同じクラスになった男バレのマネージャーの白福ちゃんを誘って食べようとすると、隣のクラスの同じく男バレマネ雀田っちも加わり、4人で食べることになった。


かわいい女の子たちに囲まれてのお昼を楽しみに机にお弁当を広げていると
「んおー、めっちゃバレー部じゃん、なんなら一緒に食べね？」と木葉に誘われた。

確かに木葉とも木兎とも席は近かったので4人とも了承すると、猿杙たちもやってきて、結局男女バレの大所帯でのお昼となった。

　
お昼の女の子だけの女子トークをほんのり期待していた身としてはちょっぴり残念だったが、やはりバレー部のメンバーの中は居心地がよく、楽しめたのでよしとしよう。





そして今は6時間目の英語の授業中。




...ねっみぃ。


英語の先生の声ってどうしてこうも眠気を誘うんだろう。

皆よく起きてられるな、と左隣を見ると



見事に爆睡中の木葉さん。



あ、起きてなかったわ。




さっき席が近いといったが、木葉は左隣の席で、右斜め前が木兎である。

去年も木葉と席が近かったため仲良くなれたのだ。
隣ではなかったけど。


私の席は左から三列目の後ろから2つ目。
かなりいい席だと自負している。

いい名字を持ったものだ、お父さんお母さんありがとう。

白福ちゃんとか同じ列の一番前だからね、心の底からどんまいを伝えたい。




...バレーしたいな。


...早く放課後にならないかな。



...木兎目開いてるけど絶対頭働いてないな。






...木葉当たんないかな。






「じゃあこの文を...木葉、訳して」





お



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