【ハイキュー】可愛くなくて悪かったですねーだ【青葉城西】

第6話 ページ6

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*矢巾side*


花「ひえー…寒ぅ…」


松「それなー」


岩「冬って感じだな」


A「…寒い。」


及「俺が温めてあげよっか？」


A「全力でお断りさせていただきます」


『……。』


ただいま帰宅中。
…なぜか６人で。
折角Aと二人きりで帰ろうかと思ってたのに、途中で及川さん達が乱入してきて、結局全員で帰ることになり、今に至る。

もちろん俺の機嫌は最上級に悪い。
だって好きな人に近づくチャンス奪われたし。
それに、さっきから道行く人たちにもじろじろ見られてるし。
本人は自覚していないみたいだが、Aは顔が整っている。本当に、すごく。
さっきから見られてんのはお前なんだぞ、と言ってやりたいところだが、とりあえず黙っておく。
はぁ、Aはモテすぎて本当に困る…。

すると


A「…矢巾？どした？」


Aが俺の機嫌の悪さを気遣うように尋ねてきた。
いやぁ、さすがに言えねぇだろ。
お前と二人きりで帰りたかったのに邪魔されてイラついてるとか。
無理無理無理。


『…なんでもねぇよ。』


うわぁ、最悪、俺。
もっといい言い方あんだろ…。


A「そ、そっか」


やはり、Aも俺の返答に困ったらしく、松川先輩を見る。

だが、松川先輩も、及川さんも、花巻先輩も、にやぁ、っと憎たらしい笑顔を浮かべて哂っている。


うわ、めんどくさ。


花「やっはっばくぅ〜ん？」


松「どぉ〜しったの〜？」


A「っちょ、」


やっぱり、めんどくさ。
わかってて訊いてくるあたり、先輩だけど、まじうぜぇ。


『なんでもねぇー…っす。』


そんな気持ちも抑え、とりあえずそう答える。


松「そうかい？それならいいんだよ？」


によによ笑う松川先輩と花巻先輩。

やべぇ。
くそうぜぇ。

が、岩泉先輩が気を遣ってくれたみたいで、


岩「なぁ、腹へらねぇ？コンビニよろーぜ」


と提案してくれた。
本当、尊敬するわ。
それに比べてあの主将は…。

そんなことを考えながらも、自動ドアのボタンを押した。

「自動」とか書いてるくせに結局手動だよな、なんてしょうもないことを思いながら。




＊

矢巾side続きますよ〜！

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