速報！プロデュース科の問題児が全力疾走中！

問題児は双子に会う ページ35

結局昨日は、ホッケーに家まで送ってもらった。



ほんと、申し訳ないっていうか、私の色恋沙汰に巻き込んでごめん。




そう伝えると、「俺がやりたくてやったんだから気にするな」と返ってきた。



ホッケー、いつの間にそんなにイケメンになったんだこの野郎。




…にしても、どーしよっかな。




真緒に失恋しちゃったし。





溜息をついた。





？「あっれ、Aさん溜息ついてる〜！」



？「え、あの人の取り柄、元気なことぐらいしかないのに…？」




この声は！




「ひなたアンドゆうた！！」




ゆうた「芸人名みたいに言わないでください」




「相変わらずツッコミがキレキレだね！」




ひなた「Aさんもねー！DDD以来じゃない？お互い、いろいろ忙しかったし！」



「んねー！」




愛すべき後輩に会えて、羽宮さん嬉しい！



ひなた「溜息なんかついちゃって、どーしたの？」



「ちょっとね！」




ゆうた「とか言って衣更さんのことでしょ、どうせ」



「んん！？」



なんでゆうたが知ってんの！？




ゆうた「見てればわかりますよ。鋭い人は気づいてるんじゃないですか？」



ひなた「そーなの！？俺気づかなかった！」



「おーまいがー…！」




鋭い人、といえば凛月。





私はジャッジメントのときの凛月の言葉を思い出した。




"おまじないの意味、わかった？"






おまじない、って…





「そーゆー意味！？」




超今更だけど！今わかったよ凛月！




ゆうた「1人で何騒いでるんですか」



ひなた「そんなに悩んでるなら、いいとこ、紹介しよーか？」




「いいとこ？」



ゆうた「アニキ、まーた変なこと考えてるの？」




ひなた「変なことってひどいな！









____まあまあ、俺に任せなよ☆」




ひなたの怪しい笑みに、ゆうたが溜息をついた。

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