問題児は手伝ってもらう ページ28
「…ふむ、ふむ。他には?」
宙「『あの庶民、副会長に書類の山に押し付けられてたんだよね〜、超ざまあ、って感じ〜♬』」
「それついさっきの出来事とかじゃない!?」
宙「そこの曲がり角で姫ちゃんが話してくれました!」
「よし、後で桃李を締め上げに行こう」←
夏目「それよりモ、その書類の山、片付けないノ?」
「あ、すっかり忘れてた!やんなきゃ!」
席に着くと書類を片付け始める。
これ、今日までに終わるかな…。
夏目「…しょうがないネ。僕たちも手伝ってあげル」
「えっ、ほんと!?」
つむぎ「僕たちって俺もですか?書類整理は得意なのでいいですよ〜♬」
宙「困っている人は助けるのな〜♬」
やばい、この三人天使かも。
「そーいや、三人はどういう繋がり?」
書類整理をしながら聞いてみた。
夏目「『switch』っていうユニットを組んでるんダ」
「へー!今度プロデュースしたい!」
つむぎ「はい、大歓迎ですよ〜!」
夏目「なんでセンパイがオーケーしてるノ。子猫ちゃんのプロデュースカ…。
気になるネ、研究のやりがいがありそうダ」
宙「……」
「? そららんどーしたの?」
宙「…Aの色がわかりません!」
「色?」
夏目んが不思議そうに首をかしげた。
夏目「ソラでもわからない色があるなんテ…。どんな感じなノ?」
「ん?え?ちょっと話が見えないかな!」
つむぎ「宙くんは人の色がわかる体質なんです。女の子っぽい子ならピンク、明るい子ならオレンジ…みたいに」
「すご!」
つむつむ先輩のおかげでなんとなくわかったわ!
宙「色が見えないと言うより、頻繁に色がコロコロ変わるから一つの色に特定できないのな〜?」
「そーなの!?いやこーいうやつって主人公が虹色とかじゃないの!?」
夏目「メタイ、メタいヨ」
そんな話をしていたらあっという間で。
「おわーったっ!!」
帰る頃には時計の針は7時を指していた。
「三人ともありがとう!あとごめんね、私の罰に付き合わせて!」
夏目「いいヨ。こういうのも新鮮でネ」
宙「Aとおしゃべり楽しかったのな〜♬」
つむぎ「帰り道には気をつけてくださいねー!」
書類の山を持って三人と別れた。
生徒会室、さすがに誰もいないだろうけど…
これ、置いてさっさと帰っちゃお。
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カヱデ - すごく面白かったです! 毎回毎回夢主ちゃんが面白すぎてwww あと、告白のシーンめっちゃキュンキュンしてこっちまで照れちゃいました。w 本当に作者様最高です!!!!! (2020年3月30日 1時) (レス) id: 0bc2d23af6 (このIDを非表示/違反報告)
*かるぴす*(プロフ) - イチゴプリンさん» ご指摘ありがとうございます!誤字脱字が多いですが、付き合ってやって下さい! (2017年9月14日 21時) (レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴプリン - 宗君って一人称『僕』じゃないですか?お話はすっごく面白いです! (2017年9月14日 20時) (レス) id: 645f74247e (このIDを非表示/違反報告)
シナモンロール様(プロフ) - 永遠のトリスタPさん» ありがとうございます!恋愛系はあまり得意ではないのですが…楽しんでいただけたなら何よりです! (2017年3月3日 19時) (レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
永遠のトリスタP - ふぁぁぁぁ()恋愛編はきゅんきゅんしました!深夜に読んだらテンションがやばいことになりそうでっせwこれからも楽しみに待ってます! (2017年3月3日 18時) (レス) id: ca1dd6b6bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*かるぴす* | 作成日時:2017年1月18日 20時