速報！プロデュース科の問題児が全力疾走中！

問題児は意味不明 ページ26

「はああああああ！？」



放課後の生徒会室に私の叫びが響く。




周りには、


ニヤニヤしてる桃李

苦笑している弓弦

呆れたようにため息を吐く真緒

面白そうに眺める英智先輩


…そして正座している私の前に仁王立ちしているはすみん先輩




蓮巳「何を驚いている。俺は生徒会の仕事を手伝えと言っただけだが？」



「それ！なんで！？そんなめんどいことやりたくないし！」


蓮巳「罰なんだから当たり前だろう。むしろこれくらいで済んだことを感謝してほしいくらいだ」


「ぐっ…」



つい先ほど、体育館倉庫に隠れていたのだけど、はすみん先輩に見つかり、生徒会室に連行されたのだ。



体育館倉庫に隠れていた理由？




このまえのかなちゃん先輩の、「学院中でぷかぷかしたい」という夢を叶えるため、リトライしてたんだよ。


で、一度にバケツ6個に水満タンにして運んでたら、転び…



その場は水浸し。



運が悪いことにそこは3のAのまえ。





…察した？




わかんない方に言っちゃうと、水の音にはすみん先輩が気づいて、隠れ鬼してたんだよ！



ちくせう。





「こんなにか弱い女子に書類の山を押し付けないで！」



蓮巳「一度に水がたっぷり入ったバケツ6個持つ奴のどこがか弱いんだ。

世間のか弱い女子に謝れ」←



「私も世間でいうところのか弱い女子なのに！！」



天祥院「A」



「はっ、英智先輩！助けてくださ___」



天祥院「あまり騒ぐと部活停止にさせるよ」←




「すいませんでした」




こわいよ！



真緒や弓弦を見ると関わりたくない、という風に目を逸らされた。


桃李を見ると、口パクでざまあ、と言われた。



ねえ私先輩なんだけど！




そんなこんなで生徒会幹部全員に見放された哀れな私は図書室に足を運んだ。




なんで図書室かって言うと生徒会室だとはすみん先輩が怖い。って言う理由。




「やあ図書室初めまして！この羽宮さんが来てあげたよ☆」


図書室に入り、大声を上げる私。



きゃっ、みんなの視線が痛いっ♡←←









ねえごめんごめんごめんなさい！


お願いその拳を下ろして！読者の皆さん、落ち着こう、はなしあえばわか___






羽宮さんは、天に昇りましたとさ。









…うん。









とりあえず、何がやりたかったんだ私。

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