問題児は視界が真っ暗になる ページ14
「え……
真緒?」
真緒「、はあ、何やってん、だよ」
すごい息切れした真緒がいた。
「なんでここにいんの!?え、あ?
凛月、おまじないって真緒?どゆこと?」
抱きしめられてる、なんてこと忘れて凛月に問う。
真緒「?…俺は、凛月が『早くこないとA襲っちゃうからねぇ?』っていう電話をもらって…。
Aの助けてっていう声もあって…。急いできたんだよ」
凛月「二人とも混乱してるみたいだから話すけど、まーくんを呼び出すための口実だよ。
そう言ったらまーくん、急いで来たでしょ。
あとはA、おまじないの意味はすぐわかると思うよ…♬」
真緒「は?じゃあ俺、まんまと凛月に騙されたのかよ…」
真緒が頭を抱える。
「どんまい真緒!」
真緒「どんまいじゃない!お前も何、授業サボってんだ。
凛月みたいに留年するだろ!」
「真緒おかーさーん!許してー!」
真緒「誰がお母さんだ」
真緒ってなんか保護者って感じだし!
真緒は呆れたようにため息をついてから、私の首元を見て真っ赤になった。
「? どーしたの?」
真緒「Aっ、それ…!」
全力で目をそらしながら私の首元を指す。
指したものは、第二ボタンまで開けられたシャツだった。
……あ。
「これ、凛月に開けてって言われたんだよ!
血、飲むからって!」
私は吸血された場所を指した。
真緒「またあいつは…。って、A!?」
真緒の慌てたような顔が視界の端に見えた。
一方私は、貧血のせいだろう。
視界が真っ暗になり、気をなくした。
真緒「A!」
真緒の声を遠くで聞きながら。
496人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カヱデ - すごく面白かったです! 毎回毎回夢主ちゃんが面白すぎてwww あと、告白のシーンめっちゃキュンキュンしてこっちまで照れちゃいました。w 本当に作者様最高です!!!!! (2020年3月30日 1時) (レス) id: 0bc2d23af6 (このIDを非表示/違反報告)
*かるぴす*(プロフ) - イチゴプリンさん» ご指摘ありがとうございます!誤字脱字が多いですが、付き合ってやって下さい! (2017年9月14日 21時) (レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴプリン - 宗君って一人称『僕』じゃないですか?お話はすっごく面白いです! (2017年9月14日 20時) (レス) id: 645f74247e (このIDを非表示/違反報告)
シナモンロール様(プロフ) - 永遠のトリスタPさん» ありがとうございます!恋愛系はあまり得意ではないのですが…楽しんでいただけたなら何よりです! (2017年3月3日 19時) (レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
永遠のトリスタP - ふぁぁぁぁ()恋愛編はきゅんきゅんしました!深夜に読んだらテンションがやばいことになりそうでっせwこれからも楽しみに待ってます! (2017年3月3日 18時) (レス) id: ca1dd6b6bc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*かるぴす* | 作成日時:2017年1月18日 20時