問題児は凛月と過ごす ページ11
レオはさっさと行ってしまった。
「凛月、どーする？」
凛月「どーするって…俺はいつも通りガーデンテラスで寝るつもりだけど」
「じゃー、私もガーデンテラスで寝る！！」
凛月「え〜…。やだよ、Aうるさいし」
「失礼な！静かにするから！ね！！」
凛月「すでにうるさい」
「すいまへーん☆」
凛月「連れてかないよ」
「惨めな私をどうか見捨てないでくださいまし凛月様」
てなわけで(どーいうわけだ)、凛月とガーデンテラスへ。
「おお〜、なんかすごく良く寝れそう！」
凛月「でしょ〜。じゃあ、そこ、正座して」
「え、なんで？」
凛月「俺が安眠するところにいるんだから、枕になってもらわなきゃ」
「ごめんちょっと何言ってるかわかんないな！？」
枕！？
人って枕になるの！？
凛月ってそんな人だったのか…。
凛月「何想像してるか知らないけど、膝枕ってことだから」
「あ、そーゆーことか！ホッとした！」
凛月「ほんとに何想像してたの…」
私は正座すると手を広げた。
「いーよいーよ！ほれ、おいでおいで！」
凛月「静かにしてよねぇ…？」
凛月は頭を私の太ももにのせると目を閉じた。
うお、髪サラサラだな。
なんか女子力高いなこのやろう。
こうして見てみると、アイドルだなぁ。
凛月ってなんか変(お前がいうことじゃない)だけど、顔綺麗だよね！
凛月「んー…」
凛月が寝返りを打つ。
髪が動いて、くすぐったい。
私も寝ようかと思ったけど、こんな状態じゃ寝れないやんけ！
ひまだー。
暇すぎた私は凛月の髪を撫でていた。
黒くて、艶があって、サラサラ。
凛月の髪で遊んでいたら、ふいにその手首を掴まれた。
「うあっ！」
凛月「人の髪の毛で遊ばないでくれる〜？」
起きてたのか！
「だってひまなんだよ〜」
凛月「膝枕はもういーよ。超柔らかくて気持ちよかった…♬」
なんかそれ、捉えようによってはセクハラじゃない？
凛月「でもさぁ…喉乾いたんだけど」
「自動販売機、すぐそこにあるから買ってきたら？」
凛月「えー…。血が飲みたい」
「は！？血！？」
凛月「俺言わなかったっけ？吸血鬼なんだよね〜」
「聞いてない！
朔間さんが棺桶で寝てるから吸血鬼キャラなのかなって、薄々思ってたけど！」
凛月「兄者の話はあんま出さないでよね。
ともあれ、兄者も吸血鬼だけど。
とゆーわけで血、ちょーだい…♬」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 496人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カヱデ - すごく面白かったです！ 毎回毎回夢主ちゃんが面白すぎてwww あと、告白のシーンめっちゃキュンキュンしてこっちまで照れちゃいました。w 本当に作者様最高です！！！！！ (2020年3月30日 1時) (
レス) id: 0bc2d23af6 (このIDを非表示/違反報告)
＊かるぴす＊(プロフ) - イチゴプリンさん» ご指摘ありがとうございます！誤字脱字が多いですが、付き合ってやって下さい！ (2017年9月14日 21時) (レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴプリン - 宗君って一人称『僕』じゃないですか？お話はすっごく面白いです! (2017年9月14日 20時) (レス) id: 645f74247e (このIDを非表示/違反報告)
シナモンロール様(プロフ) - 永遠のトリスタPさん» ありがとうございます！恋愛系はあまり得意ではないのですが…楽しんでいただけたなら何よりです！ (2017年3月3日 19時) (レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
永遠のトリスタP - ふぁぁぁぁ()恋愛編はきゅんきゅんしました！深夜に読んだらテンションがやばいことになりそうでっせwこれからも楽しみに待ってます！ (2017年3月3日 18時) (レス) id: ca1dd6b6bc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：＊かるぴす＊ | 作成日時：2017年1月18日 20時
