２０．ドラマでよく見る事情聴取、というやつ。 ページ20
和「ごめん。
最初は、うさちゃんも何も無い、って言ってて、
それならオレもいい、って思ってたんだけど。
あまりにも、うさちゃんが苦しそうで。
うさちゃんが苦しんでるところなんて、
見たくなくて。
だから、半ば強引に酔っ払ってるうさちゃんに聞き出したの。
大丈夫。安心して。
口外することなんてまずないし、
何なら、相葉から、
相葉の呪縛から解いてあげる。
うさちゃんを泣かせることなんて、
絶対にしないから、約束するから、
だからさ、オレと共謀してみない？」
・
慌てて起きた時、時間は6:00前で。
今日は12:00入りだから、ちょっと話そうってなって、今こうなってる。
・
きょう...ぼう...。
共謀...。
和「相葉にさ、なんて言われてるの？」
「...今すぐには無理だけど、
あと3年したら雅純とは別れる...
だから、3年待ってほしい...
オレは雅純よりもAが好きだから、
愛してるから、
だから3年待ってほしい...」
そんな言葉を言われて6年。
雅紀は、私の5つ上で。
私が20歳の時主演を務めてた医療ドラマの監修さんをやってて。
20歳と25歳。
それが今や26歳と31歳になっちゃって。
あの頃はまだ子供で。
ドラマなんかでありがちな不倫に憧れてて、
雅紀と不倫し始めて。
和「それで、何年経っちゃったの？」
「6年です...。」
和「6年！？うそ！3年って話はどこ行ったの！？」
「あってないようなものと言いますか...
なんというか...まぁそういうことです...はい。」
和「うさちゃんすごいね。
よくそれ耐えきれるなぁ…。」
２１．甘い記憶が燃えて落ちる→←１９．タラレバって、こういうこと。
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作者名：彩瑛 | 作成日時：2018年6月23日 20時
