A組のプリンセス【1st day】 (ページ6)

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" 爆発ページ6

一颯はパソコンを開き、
チラっと私を見る。

アイコンタクト

柊(任せた)

『(りょ)』

柊「なら、これならどうだ？」

私はその言葉を聞き、
机の下で腕をそっとまくり、
さっき貰った腕時計型爆破装置の
スイッチを俯きながらニヤリと笑い、
押した。

その瞬間、爆音が響き渡り、
教室はぐらぐらと揺れた。

兵頭「何だ？何が起きたんだ！？」

ピピッと音が鳴る。

柊「ロックを解除した。外に出られるよ？」

皆は椅子から立ち上がり、
早々と廊下へ出て行く。

全員が教室から出たのを見届け、
ゆっくり椅子から立ち上がり、
ゆっくりとドアの方へ近づいた。

柊「ナイスタイミング、流石は俺の姫」

『やめてよ、恥ずい』

と小さな会話をした。

作者｢こんな事態に何、
イチャイチャしてるんだ⸜( ‵_′ )⸝
ううう、羨ましくなんかないもん｣

私もみんなに混じり廊下を見つめる。

流石は私の金で買った爆薬。
結構な威力だ。

回線は断線し火花が散り、
天井が崩れたせいで道は塞がれた。

茅野「何これ…」

宇佐美「どうなってんの…」

『ここから閉じ込められちゃったって事？』

と、その声にザワザワし始める。

柊「(姫、クラスを動揺させるの、
得意だなwww)」

柊「爆弾だよ」

みんなが一颯を見た。
一颯は、机に立っていた。

柊「どうかな？
皆、これで分かってもらえた？」

茅野「先生が爆破させたんですか？」

さくらの可愛い質問に

柊「ピンポーン！
あ、ちなみにその上にもまだあるよ」

一颯が指差した先は、
危ない危ない、私の真上だった。
ボタン押したら、自爆するわwww

諏訪「姫花！こっちおいで！」

『うん、』

唯月に腕を引かれ、
安全な場所へと導かれる。

この中には安全なんかないけど。

真壁「おい！嘘だろ？」

里見「狂ってる…」

狂ってるのは、どっちだか、
貴方達のせいで澪奈は○んだんだから。

秋葉「誰か助けて！誰か！！」

瓦礫の向こうに助けを呼んだ。

それに続き、
男子達も叫んだ。

柊「無駄だよ！！」

諏訪「無駄って…」

『皆、さっきの爆発でパニック起こして、
逃げることに必死になってる。
私たちの声なんて、届きはしない』

先生は笑う。

何で笑う？誘導させ過ぎた？

「早乙女の言う通りだ。
教室に戻ろうか。
"また爆発しないうちに"」