A組のプリンセス【1st day】

" 人質になってもらいます ページ4

教室のドアを開ける。
もちろん、前の。
後ろの扉には特別なロックが
掛かっているから。


茅野「あ、姫。おはよう！
後ろの扉の鍵
壊れちゃったみたい」


『おはよう！そうなんだ。
でも、SHR始まるから座ろ？』


茅野「うん」


『(後ろの鍵が壊れてるなんて想定内。
壊れてるっていうより、
特別なロックが
掛かってるだけなんだけど、
そんなこと言ったら大問題)』


｢皆、おはよう！あれ？甲斐君たちは？」


『また、遅刻じゃないですか？』


甲斐「ギリギリセーフ」


アウトだ


「遅刻だよ」


甲斐「うっせーな」


甲斐は俺を弾き飛ばした。


ちょっとよろめく、演技をした。
流石元アクション俳優。


一颯はサラッと前の鍵を掛けた。


甲斐「休んでても良かったのに、
お前が呼ぶから来てあげたんだろ？」


『隼人、そんな言い方はないよ』


甲斐「お、おお、姫花、おはよう！」


何で動揺してるの？
あっ、そっか、
私学校来たの久しぶりだからだ！


『おはよう！そんなことより
柊先生、大事な話ってなんですか？』


柊「ああ、今から皆さんには
人質になってもらいます｣


...クラスがシーンとなる。


生徒「www」

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