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そう言うとAは、ニコッと微笑む。
＿＿＿＿
｢ねえ、貴方……貴方の中にもうひとりいるでしょ？｣
｢なっ……！｣
｢ふふ、風が揺らいだね。図星ってこと？｣
｢ああ、そうさ。｣
すると鬼の中からもう1人でてきた。
！？
｢由衣……！？｣
｢あら、Aじゃない。久方ぶりね。貴方鬼殺隊士になったのね。私を斬ろうと？｣
私は刀にぐっと力を入れる。
｢なんで。なんで由衣は鬼になんかなってるの？
一緒に約束したじゃん…… 鬼殺隊 柱 になろうって。｣
私がそう言うと由衣は甲高い声で笑った。
｢ﾌﾌｯﾌﾌﾌｯ、笑っちゃうわよほんと。裏切ったのはどっちよ。貴方が先に昇進するからでしょ？ほんとそういうとこ呆れるわ。昔から変わらないわね。昔……？貴方、なんでこの時代にいるの？！｣
｢さあ、それは知らないわ。でも、私が柱になったのは努力したから。貴方は努力してないでしょ？いつも共同任務で一緒の隊士を囮に逃げていた。｣
｢フッ、今は関係ないわ。だって今私は鬼なんだから。ふふふふふ｣
｢星の呼吸 伍の型 星今宵｣
グサッ
｢ウグッッッ……！！｣
｢貴方と一緒に肩を並べて戦いたかった。｣
｢A……｣
｢生まれ変わった時は鬼になんてならないようにね。｣
由衣は涙を流して消えていった。
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ゆいあ(プロフ) - オタクさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年9月11日 7時) (
レス) id: e238bae155 (このIDを非表示/違反報告)
オタク - 好きです！！更新頑張ってください！ (2020年9月10日 21時) (レス) id: 069b2b7513 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいあ | 作成日時：2020年9月1日 18時
