戻ってきた彼女は共犯者でした【2】 (ページ5)

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唯「じゃああんたは何を知ってるの」

「…だめだよ唯月教えたらみんなのタメにならないでしょ？」

小「ふざけないでよ！」

「…」

涼「自分は殺される心配ないからって高みの見物しちゃってさぁ、…嫌い、あんたなんか大ッ嫌い！」

大っ嫌いか…

「…ふふっ、そっか。」

唯「！A…」

私は席を立ちドアに手をかける。

「…よかった嫌いなもの同士で、これであんたたちを殺すのに同情なんてしないで済むよ。

兎に角、今のままじゃ真相には辿り着けない。」

そう言い残し私は教室を出た廊下を走って誰もいない物陰に隠れる、耐えてた涙が溢れた。

柊「…A」

「！い、ぶき…へへっごめんごめん戻るよ」

私は涙をぬぐい立ち上がり教室に戻ろうとするが、

柊「…我慢するな、泣きたい時は泣け監視カメラで全部聴いてた

辛かったな。」

一颯はそう言うと私を優しく抱き締めてくれた、私は涙が止まらなかった。

柊side

［あんたなんか大ッ嫌い！］

感情的になった水越が攻め立ててるのはAのこと、彼女は辛そうに笑みを浮かべて教室を出た。

諏訪は追いかけようとしたが小宮山たちに止められる。

準備室に来るかと思えばいつになっても来ないので倒れてたらやばいと思い彼女を探す。

すると物陰から微かにすすり泣く声が聞こえる、俺は速やかに駆け寄り泣いてる彼女に声をかけた。

涙を拭って無理に笑おうとするAのことが見ていられず俺は強く抱きしめた、するとAは堰を切ったように泣き叫んだ。