幼馴染み的恋愛 (黄) (ページ36)

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家に帰って今日はゴロゴロして

やっぱり、夕飯はタコ焼きで
美味しかったからいいんだけど

自分の部屋に戻ると新しい携帯に表示された着信履歴

電話帳に登録されていない知らない番号

「 …まさかね」

期待してる訳じゃないけど
いや、期待してる

もしかしたらって

かけ直すとすぐに通話中に変わった画面
あわてて携帯を耳に近づける

「 …もしもし？」

「あ！Aちゃん？！元気？繋がってる？！」

「えっ、あ、丸ちゃん？！」

「そー！もぅビックリしたわぁ、
いきなり連絡とれへんよーになってんもん」

ビックリしているような安心したような
テンションで話す丸ちゃん

丸ちゃんには連絡先を教えていなかった
いつまでも丸ちゃんの優しさに甘えてなんてられないし
多分、丸ちゃんと繋がったらいずれ亮ちゃんにも繋がりそうだったから

「ごめんごめん
何で連絡先…？」

「いや、リサちゃんに教えて貰ったんやけどな？
亮ちんも連絡とれへんってめっちゃ心配しとってんで？」

「あー、ごめん…
色々あってさ、もう亮ちゃんには会えそうにないから
連絡先も内緒にしてもらえる？」

「え、どういうことなん？
あの雑誌のこと気にしとん？
あんぐらい大丈夫やって、そんな… 」

「もう、吹っ切れたから
亮ちゃんに一生会わない覚悟出来てるし」

ちょっと強めの口調で言ってしまった

しばらく黙りこんで何か考えてる様子の丸ちゃん

「 …Aちゃんはそれでええの？」

そんなこと言われたって決意は固い

「もう、決めたことだから」

「 …わかった
亮ちゃんには元気にしてるってだけ伝えるわ
何かあったら相談してや？」

「うん、ごめん」

「ん、じゃあまたな」

切れた電話を放り投げてベットに飛び込む

「 …やっぱ、好きやわ」

なんて

今更すぎるよね

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