【ツイステ】求愛行動なんて聞いてない！【フロイド】

リクエスト＿【お着換え】前編※ちょっとピンクです ページ31

※１３ページ目、更衣室でのIfのお話となっております。
※本編とは続いていない完全な単話です。
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緩く首元で結ばれていたネクタイが音を立てて床に落とされる。


…生々しすぎる！今までされてきた抱っことかよりも、何十倍も恥ずかしい！


『あの、やっぱり自分で着替えます！その、求愛？とか何か誤解もあるみたいですし、お店終わったあとにゆっくりお話しますから！』


淡々と次はボタンに手をかけようとするフロイドの手を身を低くしてすり抜け逃げ出せば、倍の力で抑えられ、今度は床に押し倒される体勢になった。


フ「大人しくしてって言ってんじゃん、言うこと聞けないなら絞めるよ」


依然馬乗りの状態で声をかけられ、恐怖や驚きでとっさに抵抗をやめる。


冷静に考えて今ここで暴れたところで力量でこの人に勝てるはずがないし、何より絞めるとか言う不穏な言葉まで聞こえる。


何もしないのがきっと正解のはず。日和ってるとか言われたって知ったこっちゃない、身の安全が最優先だ。


フ「…そう、できるじゃん♡」


その様子を見ると、いい子いい子と大きな手で頭を揺さぶる様に撫でられる。


『髪が…』


フ「そんなの着替えた後でいーじゃん。…んじゃまずは上からねー」


ホントに自由な人だなぁ…


上着にかけられた手と、新しいおもちゃでも見つけたようなワクワクした顔を見て、私は抜け出すという考えを捨てた。


抵抗をやめてしまえば早いものだ、あっという間に三つ目までのボタンが外される。


隠れていた下着が目に触れ、フロイドの動きが静止した。


フ「…あはっ、何かちょーいい気分！」


指の腹で鎖骨から谷間にかけてをゆっくりと撫でつけてくる。


思わずくすぐったさで身を捩れば、心底楽しそうな笑みを浮かべた。


フ「…これ邪魔だなぁ」


さっきまでの機嫌の良さはどこへやら。ブチブチッと音を立ててボタンが飛び、上着だったものが乱雑に投げ捨てられる。


さっきまで自分が脱がしてた癖に。気分屋だな。


『着替え、持ってきてないんですけど…』


下着姿で帰れとでも？と思わず不服を漏らすと直ぐに返事を返ってきた。


フ「は？んなわけないじゃん、オレの上着使っていーよ」


着替えた時にかけていなかったのか。ソファの上に脱ぎ捨てられた上着をひっつかみ、頭からバサッとかけられる。


『別に今は必要ないですよ…』


フ「えー…めんどいから持ってていいよ」

・後編　　　　※ちょっとピンクです→←アンケート結果です！

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