お互いに猫耳をつけて五分キスしないと出れない部屋【太宰治】 ページ35
「起きて〜!ね〜こちゃん!」
『ん…何…?』
「此の部屋はお互いに猫耳をつけて五分キスしないと出れない部屋だ。 猫耳、色んな種類あったから寝てるAちゃんにつけて遊んでたんだけど…」
『まって、色々ツッコミたいんだけど、お互いに猫耳つけないといけないって、絶対につけないと出られないじゃん。』
「もう付けたから大丈夫だよ。」
頭を触るとふわふわの猫耳がついていた。
『ちょっ!? 遊ばないでよ。』
「え〜。似合ってると思うよ?」
『…』
白いふわふわの猫耳。黙って私は付け直す。
『じゃあ、太宰さんは其の黒い猫耳ね。』
「ノリ気だね〜。」
『出られないでしょ?』
「…其れもそうだ。」
素直に黒の猫耳をつけた太宰さん。…可愛いっ。
『似合ってます…っ』
「笑わないで呉れ給え。私も付けたくない。」
『早く終わら… 手早く済ませよう』
「聞いたことある台詞だね…」
芥川さんの真似をすると、太宰さんは苦笑いを溢した。
「じゃあ…失礼するよ。」
キスをしようと近づく太宰さん。
思わず顔を逸らすと、逸らすことが分かっていたとでも云う様に口を塞がれる。
軽く唇と唇が触れ合う。恥ずかしくて離そうとしても、頭が固定されて、離せない。
太宰さんは、普通のキスじゃ、つまらないと思ったのか、舌を口の中に入れて来る。
暫くすると、息ができるようになった。キスがと終わったのだ。
艶っぽい顔に、顔が赤くなる。
【ガチャリ】
熱くなる顔を見られない為、太宰さんよりも早く部屋を出た。
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太宰さんなんか…違う(?)←
aoiさん! リクエストありがとうございました(*>∀<)
お互いに猫耳をつけて五分キスしないと出れない部屋【中原中也】→←深いキスをしないと出られない部屋【条野採菊】
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にゃんこ - 龍ちゃんでも良かったんだよ、私…。 (2021年1月6日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの文スト好き - 5じゃなくて10でした笑 前5だったので←言い訳はやめなさい (2020年9月24日 14時) (レス) id: 1e0c41aa85 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの文スト好き - 私も最近文ストハマってて、超面白かったです!太宰さん推しなんですけど、もう1人でニヤニヤしてました!笑 応援してます!評価5付けときますね! (2020年9月24日 14時) (レス) id: 1e0c41aa85 (このIDを非表示/違反報告)
すずっち - この小説はすごく面白かったです。応援してます。頑張ってください! (2019年1月20日 22時) (レス) id: 25c23ef70a (このIDを非表示/違反報告)
いちご茶(プロフ) - 五月雨花火さん» いえいえ!ありがとうございました(´▽`) (2018年8月20日 22時) (レス) id: f83ae998d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご茶 | 作成日時:2018年8月8日 15時