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自 殺 標 本 ページ7

『…あ。』


本屋で、ふと目に止まった自 殺標本。治さんが持ってたなぁ。と目に止まり、手を伸ばした。

そして、其の本に手を伸ばす方がもう一人。

何処かで見たことあるような…


「…僕の他に此の本に興味がある人が居るとは。」


一人称がヤツガレと、特殊だ。

…そして思い出した。彼は指名手配犯の芥川龍之介だ。


『あk…ケホン』


思い出したと同時に、芥川龍之介と口から出かけた。 …此れはヤバい。


「…貴様。僕のことを…」

『否…知らないです!』

「今、何か云いかけていた気がするのだが。」

『…赤い無花果が食べたいなーと。』


見苦しい言い訳である。 芥川さんの持っていた本に、【無花果特集】と書いてあったから咄嗟に出た嘘だ。


「そうか。無花果好きか。」

『う、ぇ…はい。』

「…良い店を知っている。 着いて来い。」


…逆らったら殺されるかも。そんな考えが頭を埋め尽くし、素直に着いて行った。


「…僕があの本に手を伸ばしたのは、憧れの人。…認められたい人が其の本を読んでいたからだ。」

『認められたい人…?』

「…僕のことを愚者だと云う。 あの人に認められる為に僕は…っ!」


雰囲気の変わりように、たじろぐ。


『…。』

「下らない話をしてしまったな。ドライフルーツの店だ。」


…私と芥川さんは、其の店に入り、無花果のドライフルーツを買った。


『あ、えっと…此れ下さい。』

「僕も、無花果を。」


…店を出て、一言。


「…其れでは、僕は此れで帰らせて貰う。」

『あ。』


軽くお辞儀をした芥川さんに、一言云う。


『…其の、認めて呉れない人は、多分だけど、貴方が強いと思ってるからそう云う接し方何じゃないかと思います。 とっくに認められてられてると思いますよ。』

「…好敵手にも同じことを云われた。」


少し、俯いた芥川さんを、軽く撫でた。


太「ねェ。お二人さん? なぁにしてるの〜?」


…突如現れた治さん。 …此の後は……

ご想像にお任せしようと思う。







────────────────────

…ブラック太宰さんです←

りんさん。リクエストありがとうございました(`・ω・´)ゞ

入 水 首 吊→←役 不 足 男



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ヒカ - 初リク&初コメ失礼します! めっちゃいい作品ですね!(100億回位尊死した奴)リクエスト内容はですね、太宰さんにDキスされて夢主トロォンみたいなかんじのっす良ければお願いします!! (2021年12月19日 23時) (レス) @page33 id: 186ecad035 (このIDを非表示/違反報告)
いちご茶(プロフ) - りんさん» 御免なさい! ありがとうございます(`・ω・´)ゞ (2018年9月14日 21時) (レス) id: f83ae998d1 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - あったら消してもいいですまたリクエストしますΣ( ̄ロ ̄lll) (2018年9月13日 22時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
いちご茶(プロフ) - りんさん» 初めのリクエスト、既に似ているものがありそうです…。 (2018年9月13日 22時) (レス) id: f83ae998d1 (このIDを非表示/違反報告)
いちご茶(プロフ) - りんさん» リクエストありがとうございます! 書かせて頂きます(`・ω・´)ゞ (2018年9月13日 22時) (レス) id: f83ae998d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちご茶 | 作成日時:2018年8月25日 3時

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