心 中 許 可【文豪ストレイドッグス】【太宰治】【スピンオフ】

風 邪 症 状 ページ11

『ん…？』


ベットから出て歩くと、目眩。そして身体のだるさ。完全なる風邪だ。

ソファーに、一度座り朝ご飯を作ろうとキッチンへ行く。否、行こうとした。


「…ねぇ。風邪でしょ？」


壁ドンならぬソファードンだ。


『否、一寸疲れてるだけだよ。大丈夫。』

「…ふーん…？」


彼は、甘えさせ方が判らない様な顔をして、私から離れた。


「…トーストが食べたいなー。」

『はーい。』


中々料理のリクエストは無い。 なのにリクエストがあったのは、なるべく楽させたいとかそう云う理由だろう。

私は食パンと牛乳を出した。 パンをトースターに入れて、水出ししてあった珈琲と、牛乳をマグカップに淹れてテーブルに持って行った。

置いた瞬間、力がふわりと抜ける。


『わ、。』

「おっと…」


床とキスすることになるかと、目を瞑ったが、治さんに抱えられた。


「ほら。風邪だろう？ 今日は休み給え。」

『…ん。』


優しい声に安心し、素直に休ませてもらった。







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文迷が楽しすぎる…！

五月雨花火さん！リクエストありがとうございました(`･ω･´)ゞ

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