46 TH ページ46
-テヒョン-
前々から心配していたジュンとシンの確執もなくなって、家族みんなで楽しいシンのお祝い会ができた。
始終ニコニコと嬉しそうなシンは今ではジュンにべったりだ。
そう言えば以前、アヤと俺に言ってたなぁ。
ロールモデルがジュンって。いや良いけど全然良いけど。
…父親はあのBTSのVだよ？って思わずにはいられない。
ジュンのデビューティーザーめちゃくちゃ見てたもんなぁ。
「アヤのケーキ相変わらず美味しい。」
アヤ「ありがとう。」
ふわっと笑ったアヤ。可愛いなあって眺めているとユアにツンツンと指で突かれる。
ﾕｱ「パパ表情管理がなってなぁい〜。」
「だって見てよ俺の奥さん可愛い。」
ﾕｱ「ママが可愛いのは当たり前じゃん。今更だよ。」
「毎日可愛いを更新してる。」
ﾕｱ「…一周回ってパパが可愛い。」
「ユア好きー。」
ﾕｱ「ユアもパパ好き〜。」
何言ってるのって呆れたように笑うアヤ。
幸せだなあって思っていると、思い出したようにジュンが口を開いた。
ｼﾞｭﾝ「そう言えばすっかり忘れてたんだけど、父さんLuce先輩たちと知り合い？」
「…Luce…？」
とても久しぶりに聞いたそのグループ名に俺の手とアヤの手が止まった。
アヤと目が合う。彼女は何事もなかったかのように再び手を動かし始めた。
「…一応先輩にあたる人だけど…それがどうかした？」
ｼﾞｭﾝ「なんか半年くらい前にLuceの1人の先輩に"お母さん元気？"って聞かれて。」
アヤ「っ、」
「……なんて答えた？」
ｼﾞｭﾝ「いや、そのときちょうどベッキョニヒョンとチャニョリヒョンといて、ヒョンたちが先輩と話した。」
あぁ、ヒョン達には感謝しなくちゃ。
今では業界でアリスちゃんの名前はほとんど聞かない。
それは一般人になった彼女を配慮してのことで。
業界の努力の甲斐あって、アリスちゃんの名前を知っていても彼女が誰なのかを知らない人はかなり多くなってきた。
ジュンやシンもその一人。アヤがアリスちゃんだったとは知らないし、知らせるつもりもない。
もしかしたら何かしらの方法でいずれ知る時が来るのかもしれないけれど、それでも。
「…あのグループは昔色々あったから関わらない方が良いよ。」
ｼﾞｭﾝ「けど、」
「関わっちゃダメ。シンもだよ？」
ｼﾝ「うん。」
ｼﾞｭﾝ「……分かった。」
…さて、どうしようか。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 951人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやテテ(プロフ) - れなさん» 楽しんで頂けているようで嬉しいです！アカウントは@ayataetae_vです。コメントありがとうございました😊 (2022年4月2日 10時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
れな - 楽しませてもらってます！Twitterの方のお話も見たいのでアカウントを教えて下さると嬉しいです🥺 (2022年4月2日 9時) (レス) @page50 id: 6af2f44819 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - シオさん» 嬉しいです❤こちらこそ待っててくださってありがとうございます😊大変励みになりました！ (2022年3月8日 23時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - 071110rainbowさん» おまたせしました！いつもいつも嬉しいコメント励みになりました！ずっと着いてきてくださってありがとうございました🥰 (2022年3月8日 23時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
シオ(プロフ) - 更新待ってましたぁ✨ありがとうございます！！ (2022年3月6日 23時) (レス) @page45 id: 751457f062 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年12月25日 16時
