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スア先輩が僕たちのすぐそばを通り過ぎて行く。
集団が去って行くのを待っていると、Luceの1人の先輩があら？と声をあげた。
BH「ヌナ、どうかしましたか？」
『ベクに用事はないよ。』
その人が集団から外れてこっちに近付いてくる。
他のLuceのメンバーさんたちも何事だと足を止めた。
話したことなんてないから心臓がバクバクと動き出す。
一年に一回くらいのペースでカムバックする大物先輩に体が硬くなる。
今回はSMでカムバックするのだろうか。
CY「じゃあヌナ俺に用事？」
『違う、そこのちびっ子。』
「はいっ、えっと……去年デビューしました、JOKERのジュン…です、、
よろしくお願いします…。」
深く頭を下げる。へぇ、とその人は面白そうに笑った。
『ねぇ。』
「は、はい…。」
『"お母さん"元気？』
「えっ……？」
なんでこの人が僕の母さんを知ってるんだろう。
その人を見る。僕の方が背が高いのにこの人が怖い。
冷たい目で睨まれてすうっと背筋が凍る。
上手く返事ができない。言葉が続かない。
どうしよう、と思ったそのとき。
BH「ヌナ、メンバーが待ってますよ。」
その人から僕を隠すように前に出てきてくれたのはチャニョリヒョンとベッキョニヒョンだった。
冷たいベッキョニヒョンの声がする。ヒョンってそんな声を出すことがあるんだ…。
CY「スアヌナ、この人連れてってください。」
ｽｱ「…行くわよ、早くして。」
『…はーい。』
やっとその人は離れていき、Luce先輩はどこかへ行ってしまった。
後姿が見えなくなると、ヒョンたちは大きくため息を吐いた。
BH「あの人いい年して何やってんだよマジで。」
CY「相変わらずだよな。」
「ヒョンたち、あの人って…」
CY「知らなくて良いよ。
どうせ関わることなんてないから。」
ヒョンの声は限りなく優しいけれど、少しだけ怖かった。
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ﾕﾙ「Luce先輩？お前の母さんの知り合いなの？」
「分からない。けど、知ってる風だった。」
ﾕﾙ「けど…お前の母さんってケーキ屋だろ？芸能人じゃあるまいし…かかわったことなんてないだろ。」
「うーん…そうだよね。」
ﾕﾙ「あ、でもお前の父さんに聞けば何か分かるかもよ。」
「確かに。またいつか聞いてみる。
てか明日僕たち高校じゃん。早く寝なきゃ。」
結局それからしばらく、僕は父さんにそれを聞くのをすっかり忘れていた。
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あやテテ(プロフ) - れなさん» 楽しんで頂けているようで嬉しいです！アカウントは@ayataetae_vです。コメントありがとうございました😊 (2022年4月2日 10時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
れな - 楽しませてもらってます！Twitterの方のお話も見たいのでアカウントを教えて下さると嬉しいです🥺 (2022年4月2日 9時) (レス) @page50 id: 6af2f44819 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - シオさん» 嬉しいです❤こちらこそ待っててくださってありがとうございます😊大変励みになりました！ (2022年3月8日 23時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - 071110rainbowさん» おまたせしました！いつもいつも嬉しいコメント励みになりました！ずっと着いてきてくださってありがとうございました🥰 (2022年3月8日 23時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
シオ(プロフ) - 更新待ってましたぁ✨ありがとうございます！！ (2022年3月6日 23時) (レス) @page45 id: 751457f062 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年12月25日 16時
