35 ページ35
.
YG「子を持つってのも大変だな。」
「わ、ヒョン…いつの間に。」
顔を上げるとヒョンは俺たちの前に座った。
YG「難しいよな。自分が味わってきた苦痛を思い出したら子どもに同じ思いをさせたくねぇってそりゃ思うわ。」
アヤ「…。」
YG「練習生時代はデビューできるか不安、デビューしてからは売れるか不安、売れたとしてもいつまで続くか不安。結局安心できる時期なんかまるでない。…まぁ、これは俺の場合だけど。
でもさ、その中でも俺は俺たちの音楽を待ってくれてる人がいるから頑張れる。良い曲だって言われたら嬉しいし、誰かを笑顔にできたらこの上なく幸せ。
それって、この仕事だから得られるものじゃん？」
アヤ「…はい。」
YG「そう思ったら、なんか悪くねぇなぁって。そうも思う。」
「確かに。」
YG「どんな環境にいても、支えてくれる人がいるってかなり大きいと思う。
俺の場合それはメンバーであって、ファンだ。」
アヤ「支えてくれる…人…。」
YG「もしもだぞ。
もしも、お前らの子どもが芸能界に入っても。
俺たちは陰ながら支えようと思う。
過干渉はせず、まぁそこらへんは上手くやるよ。
だから…何が言いたいかって言うと…つまり…」
ヒョンがこんなに饒舌なのって珍しい。
言いたいことももう何となく分かる。
アヤもきっとそうなんだと思う。
さっきみたいな心配そうな表情はもうなくて。
YG「…一人じゃないから。」
アヤ「っ…、」
「ありがとう、ヒョン。」
ユンギヒョンは人を救う言葉をよく知ってるんだろう。
ぶっきらぼうに放たれたその言葉はアヤの心を軽くしたし、安心させた。
本当は俺が言うべきことだったのかもしれないけど、でも、ユンギヒョンだから言えたことだと思う。
「大丈夫だよ、アヤ。」
アヤ「…うんっ、」
SJ「ちょっとそこ〜何の話してるの〜？」
YG「ちょっと空気読んでもらってもいいですか？」
ﾕｱ「ジンオッパそっち行っちゃいや〜。」
SJ「わぁわぁユア、それ僕のシャツ…あぁ、、」
ｼﾞｭﾝ「マイクできた！僕ラップする！」
NJ「ヒョンが教えてあげよう。」
HS「じゃあヒョンはダンス教えるよ〜。」
ｼﾝ「じみぃひょんこっち。」
JM「はーい。」
ｼﾝ「ぐぅひょんはこっちなの！」
JK「じゃあシンはここね。」
「あーなんか…今超幸せかも。」
ゆっくりでいい。
まだ先は長いんだ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 951人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやテテ(プロフ) - れなさん» 楽しんで頂けているようで嬉しいです！アカウントは@ayataetae_vです。コメントありがとうございました😊 (2022年4月2日 10時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
れな - 楽しませてもらってます！Twitterの方のお話も見たいのでアカウントを教えて下さると嬉しいです🥺 (2022年4月2日 9時) (レス) @page50 id: 6af2f44819 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - シオさん» 嬉しいです❤こちらこそ待っててくださってありがとうございます😊大変励みになりました！ (2022年3月8日 23時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - 071110rainbowさん» おまたせしました！いつもいつも嬉しいコメント励みになりました！ずっと着いてきてくださってありがとうございました🥰 (2022年3月8日 23時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
シオ(プロフ) - 更新待ってましたぁ✨ありがとうございます！！ (2022年3月6日 23時) (レス) @page45 id: 751457f062 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年12月25日 16時
