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-アヤ-
ステージから降ろされると、全身の力が抜けてどたっと地面に倒れこんでしまった。
そんな私を見て、スタッフさんも声をかけることはしなくて。
でも、やり切った、という思いが強い。
「…っ、」
なぜなのかは分からないけれど涙が零れる。
はあ、はあ、と呼吸を整えていたそのとき。
『あ、あの…！』
若い女性のスタッフさんが私に声をかけてきた。
返事をする余裕はないからそのまま顔を上げると、彼女は少し緊張したような面持ちで。
『…すっごく、カッコ良かったです…！！』
そんな風に私に言った。
「え…？」
今までスタッフさんに褒められた経験なんてほとんどないから。
どんな風に反応したら良いのかさえ分からない。
言葉に詰まっていると、彼女は興奮気味に続ける。
『あの曲…アリスインワンダーランドの主題歌のJust like fireですよね？！』
「…はい。」
P!nkさんというとても有名な歌手の方の曲。
現地で聴いてとても感動して、一度歌いたいと思っていたら今回チャンスをもらったんだ。
『私…凄く好きな曲で…アリスちゃんの今のステージでとても勇気もらいました。』
嬉しくて嬉しくて。
歌う側としてはその言葉はきっと最上級の誉め言葉。
更に涙腺が緩んで涙が止まらなくなる。
「ありがと…ございます、、」
何とか立ち上がってイヤモニやマイクを取り外して控室に向かう。
中に入ってそのまましばらくぼーっとしているとドアをノックする音が聞こえてきた。
誰だろうと出ると、そこには。
TH「良かったよ、とっても。」
「…オッパ、」
TH「やっぱ天才アイドル。」
よしよしって頭を撫でてくれて、笑顔がこぼれる。
衣装に身を包んで綺麗にメイクを仕上げた彼はこちらが緊張してしまうくらいかっこいい。
「オッパこれからステージですか？」
TH「そうだよ。」
ちょっと緊張するな〜ってテヒョンオッパは笑う。
きっとそれは半分冗談なんだろうけど、でも。
お礼と、激励の気持ちを込めて。
「魔法、かけてあげますよ。」
笑って言えば、テヒョンオッパは微笑む。
TH「光栄です、女王。」
冗談ぽく頭を下げたオッパ。彼が顔を上げる直前。
ぎゅっと抱きしめて言う。
「私がついてます、テヒョンオッパ。」
TH「ありがとう。」
.
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あやテテ(プロフ) - れなさん» 楽しんで頂けているようで嬉しいです！アカウントは@ayataetae_vです。コメントありがとうございました😊 (2022年4月2日 10時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
れな - 楽しませてもらってます！Twitterの方のお話も見たいのでアカウントを教えて下さると嬉しいです🥺 (2022年4月2日 9時) (レス) @page50 id: 6af2f44819 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - シオさん» 嬉しいです❤こちらこそ待っててくださってありがとうございます😊大変励みになりました！ (2022年3月8日 23時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - 071110rainbowさん» おまたせしました！いつもいつも嬉しいコメント励みになりました！ずっと着いてきてくださってありがとうございました🥰 (2022年3月8日 23時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
シオ(プロフ) - 更新待ってましたぁ✨ありがとうございます！！ (2022年3月6日 23時) (レス) @page45 id: 751457f062 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年12月25日 16時
