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「あの…アヤ？」
彼女と一緒に車に乗り込むと、アヤはそのまま運転をし始める。
一体どこに連れて行ってくれるんだろう。
て言うか、俺の望みってなんだっけ？
アヤに何か頼んだだろうかと考えてみるけれど、全く思い浮かばない。
誕生日プレゼントはもらったわけだし…。
かなり長い間車を走らせるアヤだけど、正直どこに向かってるのか全然分からなかった。
だからこそ、その道のりに気付いて驚く。
「は…、え？…ここって……」
それは歌手がパフォーマンスを行う少しだけ規模の小さなドームだった。
デビューしてすぐに俺たちも使ったことがあるところ。
規模が小さいと言っても収容人数は普通に多いし…。
「なんでここに？」
アヤ「オッパ、行きましょう。」
アヤの考えてることはいつも大体分かるつもりでいるけれど、今日ばかりは全然分かんない。
車を降りたアヤは俺の手を握って迷いなくドームの中に入っていく。
益々訳が分からなくて混乱している俺に、彼女は笑顔を向けるばかり。
中に入ると見覚えのあるステージのセット。
ステージの一番前のど真ん中の席に連れてこられて、彼女は俺に言う。
アヤ「これからテヒョンオッパを不思議の国に連れて行きます。」
「っ………！！」
ふわりと微笑んだ君はそのままステージへ続く道に歩き出す。
もう分かってしまう。
アヤが何をしようとしているか。
予想通りステージに姿を現した君は、青いドレスを着ていた。
マイクだけを持って、音響も照明も全然ないのに、そこだけは輝いていて。
アヤ「こんにちは、有栖アヤです！」
涙が頬を伝う。
アヤ「今日は聴きに来てくれてありがとうございます！」
15年間、ステージに立つことがなかったアリスちゃんがそこにいた。
俺だけのために。ステージに立つその表情はあの頃と変わらない。
…でも、一つだけ違うのは。
彼女が見つめているのが、俺ただ一人と言うことだ。
アヤ「アカペラですけど聴いてください！アリスちゃんメドレーです！」
大きな音も、綺麗な照明も、必要ない。
女王アリスちゃんがマイクを取ればそれだけで、この世界は君のものになる。
彼女が息を吸う。
その歌声を聴いた瞬間、体中に電流が流れた。
もう一度、君に恋をした。
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あやテテ(プロフ) - れなさん» 楽しんで頂けているようで嬉しいです！アカウントは@ayataetae_vです。コメントありがとうございました😊 (2022年4月2日 10時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
れな - 楽しませてもらってます！Twitterの方のお話も見たいのでアカウントを教えて下さると嬉しいです🥺 (2022年4月2日 9時) (レス) @page50 id: 6af2f44819 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - シオさん» 嬉しいです❤こちらこそ待っててくださってありがとうございます😊大変励みになりました！ (2022年3月8日 23時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - 071110rainbowさん» おまたせしました！いつもいつも嬉しいコメント励みになりました！ずっと着いてきてくださってありがとうございました🥰 (2022年3月8日 23時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
シオ(プロフ) - 更新待ってましたぁ✨ありがとうございます！！ (2022年3月6日 23時) (レス) @page45 id: 751457f062 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年12月25日 16時
