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「え…？」
スマホを片手に玄関のドアに走る。
勢いよく開ければ、マフラーに顔を埋めて私を見つめるテヒョンオッパがいた。
「いつから…」
TH「今来たところだよ。」
オッパを部屋の中に入れる。
部屋の温度を少しだけ上げてみる。
「あの、おっぱ…」
TH「良かった。」
「え、」
ぐっと手を引かれて、気付けばテヒョンオッパに抱き締められていた。
ほんと、良かった…って呟いた彼の声は少しだけ悲しそうだった。
TH「倒れたって聞いて、俺…心臓止まるかと思った。」
「知ってたの…？」
TH「ここ数日、芸能ニュースそればっかりだったよ。
聞けば信じられないスケジュールだったらしいじゃん。」
「それなんで…」
TH「事務所が白状してたよ。それからダイエットのこともネットでは話題だった。」
「…、」
TH「ちゃんと食べて。大丈夫だから。」
「けどっ、」
TH「耳を塞いで良いんだよ。」
「…っ、」
TH「いつもエゴサなんてしないのに、なんで今回は気にするのさ。」
ばか、って優しくテヒョンオッパが言うから。
その大きくて綺麗な手で私の頭を撫でるから。
「おっぱっ…、」
TH「やっと泣いた。」
「苦しかった…っ、」
TH「…うん。」
「食べないと…、歌えないしっ、踊れないのにっ…減量減量って…」
TH「うん。」
「太ってないもんっ…」
TH「そうだよ、アヤは太ってないよ。」
腰に回ったテヒョンオッパの腕。
しがみつきたいくらい私は弱っていた。
どれくらい時間が経ったか分からない。
テヒョンオッパに抱き締められて、ようやく落ち着いた。
顔を上げると、彼はじゃーんとコンビニの袋を私の目の前に持ってきた。
TH「今日はいっぱい食べよ。」
目の前に現れた高カロリーな食べ物に思わず笑ってしまう。
こんなに食べられるかな。
「ケーキ？」
TH「誰かさんが俺の誕生日祝ってくれなかったから〜。」
「あ、」
TH「あ、じゃないよ。全く。
はい、あーん。」
「わっ、オッパ待っ…」
むぎゅっと口に入れられたケーキはとても甘くて美味しくて。
クリームと一緒に今までの疲労が少しずつ溶けていくような気がした。
「お誕生日おめでとうございます。」
TH「うん、だいぶ過ぎたけどね。」
「ごめんなさい。」
TH「ひひっ、冗談。
ほら、もっと食べて。」
テヒョンオッパ、あなたはいつだって私を助けてくれるね。
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あやテテ(プロフ) - れなさん» 楽しんで頂けているようで嬉しいです！アカウントは@ayataetae_vです。コメントありがとうございました😊 (2022年4月2日 10時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
れな - 楽しませてもらってます！Twitterの方のお話も見たいのでアカウントを教えて下さると嬉しいです🥺 (2022年4月2日 9時) (レス) @page50 id: 6af2f44819 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - シオさん» 嬉しいです❤こちらこそ待っててくださってありがとうございます😊大変励みになりました！ (2022年3月8日 23時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - 071110rainbowさん» おまたせしました！いつもいつも嬉しいコメント励みになりました！ずっと着いてきてくださってありがとうございました🥰 (2022年3月8日 23時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
シオ(プロフ) - 更新待ってましたぁ✨ありがとうございます！！ (2022年3月6日 23時) (レス) @page45 id: 751457f062 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年12月25日 16時
