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目を覚ますと薬品の匂いがツンと鼻を刺激した。
ここはどこだろうと体を起こすと、そばではマネージャーさんが椅子に座って眠っていた。
「あの…」
『お、やっと起きたか。』
「ここは…」
『病院。覚えてないか？SMTの集合写真中に倒れたんだよ。』
「え…すみません…。」
『本当だよ。丸二日目を覚まさなかったんだからな。
その間の仕事は全部キャンセルだし…。』
「…ごめんなさい。」
『まぁでも…』
申し訳なくて頭を下げると、マネージャーさんはどこかバツが悪そうに眼を逸らして言った。
『俺の責任でもあるな。』
「え？」
『医者に怒られたよ。過密なスケジュールの中、無理なダイエットを強要するなんて死ねって言っているようなもんだって。
それ聞いたEXOもわけわかんないくらい怒るし…。』
「EXOさん…？」
『あぁ。お前が倒れたのにいち早く気付いてたからな。
アヤが目を覚ますまでここにいるとか駄々こねるし…。
まぁ結局はEXOのマネージャーが引っ張って連れて帰ったけど。』
「そうだったんですね…。」
『すっげぇ心配してたから連絡してやれよ。』
「はい。」
その後、軽い検査を受けて家に帰っても良いと判断された。
車に乗り込むと社用の携帯を渡されて開いてみればEXOのメンバーの皆さんからたくさんの着信履歴があって少しだけ驚いた。中でもベッキョンさんは飛びぬけて電話をくれていたらしい。
家の中に入ってひとまずベッキョンさんに連絡をした。
「ご迷惑おかけして…」
BH《俺ってさ、頼りない？》
「え？」
BH《…後輩には、何も言えない？
しんどいよって一言、それも…口にできない？》
弱々しいベッキョンさんの声に言葉がうまく出ない。
そうじゃない。多分、言おうと思ったら言えるんだと思う。
でも。
「言葉にしたら…もう、立ち直れない気がするんです。」
BH《…。》
「いつもありがとうございます。」
BH《アヤ…、》
心が弱っているのか、ベッキョンさんの優しい声が妙に染み渡る。
それが、今は辛くて。彼が何か言葉を続ける前に電話を切った。
余計なことを考える前にお風呂に入った。
髪を乾かしているとスマホが着信を知らせた。
「もしもし？」
《アヤ。》
ハスキーで優しいその声に、心底安心する。
「テヒョンオッパ。」
TH《今から行っても良い？》
「はい。」
TH《ひひっ、じゃあ鍵開けて。》
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あやテテ(プロフ) - れなさん» 楽しんで頂けているようで嬉しいです！アカウントは@ayataetae_vです。コメントありがとうございました😊 (2022年4月2日 10時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
れな - 楽しませてもらってます！Twitterの方のお話も見たいのでアカウントを教えて下さると嬉しいです🥺 (2022年4月2日 9時) (レス) @page50 id: 6af2f44819 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - シオさん» 嬉しいです❤こちらこそ待っててくださってありがとうございます😊大変励みになりました！ (2022年3月8日 23時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - 071110rainbowさん» おまたせしました！いつもいつも嬉しいコメント励みになりました！ずっと着いてきてくださってありがとうございました🥰 (2022年3月8日 23時) (レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
シオ(プロフ) - 更新待ってましたぁ✨ありがとうございます！！ (2022年3月6日 23時) (レス) @page45 id: 751457f062 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年12月25日 16時
