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-アヤ-
『あ、ここにいましたか！探しましたよ！』
「すみません…迷ってしまって。」
『テヒョン達引き留められてるみたいでまだスタジオにいます。行きましょう。』
「スタジオって…」
『あぁ、今EXOがリハ中なんですよ。待ってるのもあれなんで…ね？』
行っても良いんですかと思ったけど、私の返事を聞く前にマネージャーさんは歩き出してしまった。
あまり気が進まないけれど、だいぶ落ち着いたから。きっともう大丈夫。
テヒョンオッパにはいつも通り、を貫けるだろう。
ここです、と案内されたスタジオはとても大きい。
スタッフさんたちの陰からこっそり見えてみると、EXOさんたちはちょうど休憩している。
『あ、テヒョンあっちですよ。』
行きますか、と歩き出したマネージャーさんさんの視線の先を辿って。
背筋が凍った。
「っ、」
無表情で立っているテヒョンオッパのすぐ隣でオッパに話しかける女の子。
オッパは彼女が言ったことが聴こえなかったのか、その子の方に耳を傾ける。
その距離間に苦しくなる。
──そんなに、近付かないで。
目を逸らして、視線を動かした先には。
BH「……。」
「っ、」
ベッキョンさんがいて。彼はしばらく私から目を逸らさない。
でも、その後テヒョンオッパの方に歩いていくと。
JW「きゃっ、ベッキョン先輩何す…」
BH「お前が憧れる有栖アヤは、人の男に手出したりしねぇんだよ。」
スタジオに良く響く声だった。ベッキョンさんは、テヒョンオッパの腕に手を置くジウォンさんを彼から引き離した。
しんと静まり返ったそのとき、チャニョルさんが私に気付いて小さく名前を呼んだ。
テヒョンオッパがハッとこちらを向く。
視線が絡んで、一瞬彼の瞳が揺れた。
まずい、とでも思ったのか、すぐにこちらに駆け寄ってくるけれど。
…私がダメだった。
TH「アヤ、」
「ごめん、車で待ってる。」
TH「だめ、行かないで。」
「……ごめんね。」
TH「アヤっ、聞いて…」
パッと私の手首を彼は握る。
多くの人の視線がこちらに集まるのが分かって。
どれだけ迷惑を掛けているかと思うとたまれなくなる。
早く、この場から離れたくて。…消えたくて。
「オッパ、着替えて…メイクも落として、それから車に来てください。」
TH「アヤ、」
「今は、そばにいたくないです。」
彼にだけ聞こえるようにつぶやいてスタジオを出る。
駐車場まで走った。
.
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あやテテ(プロフ) - viviさん» 毎度嬉しいお言葉ありがとうございます！あとがきまで気にしてくださってありがとうございます。読み返してくださったんですね、大変嬉しいですっ！きっとこの先もこの物語の中で二人は幸せな日々を過ごしていくと思います。こちらこそ本当にありがとうございました！ (2021年12月19日 10時) (
レス) id: df40273254 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - まおさん» まお様こんにちは！お兄さんとの出会いのリクエストありがとうございました！作者の思うテヒョンさんらしさがしっかり伝わっていたなら幸いです。まお様からのお言葉、いつも嬉しかったです！長い間ありがとうございました！また機会があればよろしくお願いします。 (2021年12月19日 9時) (レス) id: df40273254 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - murasaki5027さん» わわっ、一番好きだなんて本当に嬉しいです涙。リクエストどんどん受け付けていますのでいつでも仰ってくださいね！本当にありがとうございました。 (2021年12月19日 9時) (レス) id: df40273254 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - かのんさん» かのん様こんにちは。時間が飛び飛びになってしまいましたが本編で書けなかった部分を楽しんでもらえたようで嬉しいです！エンドレスループは冗談で言いましたが実際に読んでくださる方がいらしたら本当に嬉しい限りです笑いつもありがとうございます！ (2021年12月19日 9時) (レス) id: df40273254 (このIDを非表示/違反報告)
vivi(プロフ) - お疲れ様です！お話そしてあとがきを読む度に、作者様の設定の細かさや作品に込められた想いを実感します。最終話 完読後『僕の世界のアリスちゃん』を思わず読み返しました。この先も変わらず2人が幸せであることを願います。素敵な世界をありがとうございました、！ (2021年12月18日 6時) (レス) @page50 id: fe1e54d5e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年11月24日 1時
