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-セフン-
JI「なんか今日全然バレないね。」
「だね。珍しい。」
チャニョリヒョンの運転で事務所に向かう途中の俺とジョンイニヒョンとベッキョニヒョン。途中でバブルティーを買うためにヒョンたちには車内で待ってもらって、俺とジョンイニヒョンは二人でお店に入った。
いつもは速攻でバレるのに、今日は全然騒がれなくて。
…いや、全然別に良いんだけど。
お目当てのものを買ってお店の外に出ると何やら騒がしい。
雪も降ってるし、風も冷たいし今日はこのままぬくぬく布団に入っていたいなぁって。そう思ったのに。
"アリスちゃんがいるって！"
通りを走る人々のそんな言葉に心臓をぎゅっと掴まれたような気がした。
眠そうだったヒョンの目も見開かれている。
「…なんでバレないかわかった。」
JI「アリスちゃんに夢中なんだなみんな。」
少しだけ心配だったけど、でもそんなのデマの可能性も十分あるから。
ヒョンたちから催促する連絡も入って気にせず車に向かおうとしたら。
『あのっ、EXOのカイさんとセフンさんですよね？』
え、嘘でしょ。このタイミング？
って思ったのはヒョンも一緒みたいで。
彼は一瞬だけめんどくさそうに表情を崩した。
「そうですよ〜。」
年上かな、年下かな。求められるのは握手？サイン？写真？全部？
そんな呑気なことを考えていた俺は。
彼女の一言に心臓が凍った。
『アリスちゃんが…集団に追いかけられてて…。逃げてました。子ども2人抱えて。』
「えっ、」
JI「それ、ホント？」
『本当です。一人の男の人がものすごい必死に追いかけてて…。
ちょっと不安になってしまって…。
EXOの皆さんアリスちゃんと関わりあるので…助けてあげてほしいです…。』
こんなこと頼んですみません、無理ですよね、と泣きそうな顔をするその人。
きっと彼女はアリスちゃんのファンなんだろう。
「アリスちゃんどっちに行きました？」
『この通りを真っすぐ走ってました。』
「そう…。できれば探してみます。ありがとう。
あ、このバブルティーまだ一口も飲んでないので良ければどうぞ。」
『え、』
「あと、もしもまだアリスちゃんを探している人がいたら、彼女はいなかったと言ってください。」
『はい。』
「では。…ヒョン、行こ。」
もし、それが本当なら…。
とてもいやな予感がする。
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あやテテ(プロフ) - ゆうさん» こちらこそ読んでくださってありがとうございます。嬉しいお言葉です…！世界観をとても大切にして書いているので少しでも気に入って頂けたなら幸いです！コメントありがとうございました！ (2021年11月24日 0時) (
レス) @page7 id: df40273254 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございます！感情移入しまくりでたった数時間で読破してしまいましたㅠㅠ素晴らしい作品に出会えて感謝です。 (2021年11月22日 2時) (レス) id: fb6f2e594b (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - かのんさん» おぉ…！それは良かったです！ありがとうございます。これからは過去編スタートです。引き続き楽しんでもらえますように…。 (2021年11月16日 23時) (レス) id: df40273254 (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - メンバーに懐く子供達、強い絆、ファン同士の目線とてもおもしろいです！ (2021年11月16日 7時) (レス) id: 81bb9ddb3c (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - 071110rainbowさん» 彼らならどんな言葉をテヒョンさんやアリスちゃんにかけるだろうと想像しながら書きました！いつもの彼らの絆をうまくひょげんできたようで安心です！ありがとうございます。 (2021年11月16日 1時) (レス) id: df40273254 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年11月10日 0時
