私に出来ること ページ7
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目の前に血のしたたる刀が目に入った。
詩乃「！！！駄目！！！
もう、これ以上、殺さないで！
...ﾋｸ！」
兵士を斬った信玄が目の前に立つ...
私は信玄様に悲願した。
その時、信玄様の後ろから影家様が刀を振り上げ切りつけてきた！
詩乃「信玄様！！危ない！」
とっさに、危険を知らせてしまった！
私にとって、信玄様は敵ではない...
戦がなければ、馬の楽しさを教えてくれ、酒を共に飲み夢を語り合える友なのだ...
ザザ！
信玄「うっ！」
私の声に反応し、急所を逃れたが肩を斬られた。
柿崎「伊勢姫！しっかりしてください！
逃げられるのは、今しかありません！」
信玄様がうずくまっている隙に、影家様が謙信様を担ぎ上げ、私の手を引き天幕を後にした。
私は泣きなから必死に影家様の手を握り、ついて行った。
・・・・・
詩乃「・・・ﾋｸ！・・・・ﾋｸ！・・・・」
涙は止まることなく、溢れ出できた。
どれ程、歩いただろう...
追っ手の者は振りきれたようだった。
柿崎「もう、大丈夫だろう！」
謙信様を下ろし傷の様子を確認する。
出血が止まっていない...
私は、服を裂いて傷口を強く押さえた。
詩乃「ｸﾞｽ...ここを...ﾋｸ！
しっかり押さえて....ﾋｸ！」
私は止血にきく薬草を探した。
涙は止まらない...
泣いてる場合じゃあないのに...
助けなきゃ...謙信様を...
しっかりしろ！私！
自分を奮い立たせようとするけれど、涙は止まってはくれなかった。
泣きながら、薬草を探し謙信様の元に戻った。
・・・・
げんは、いや、伊勢姫は涙を流しながらも謙信様を助けようと自分の出来ることをやっている。
その姿は、痛々しかった。
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KOHKU(プロフ) - コメントありがとうございます。戦国時代の恋の行方はもう最終章に入っていきます。続編も考えています。読んでもらえると嬉しいです。 (2021年1月26日 19時) (
レス) id: 0bb67776f8 (このIDを非表示/違反報告)
ここな(プロフ) - こんにちは！歴史には全く詳しくないのですが、昨日から一気読みで読ませてもらいました！これからも楽しみにしてます。他の作品も時間のあるときに読むつもりです。ヾ(*´∀｀*)ﾉ (2021年1月26日 15時) (レス) id: 01920890a3 (このIDを非表示/違反報告)
KOHKU(プロフ) - 励ましコメントありがとうございます。今回のアップ出来なくなった時は、焦りました。頭の中の物語を、楽しんでもらえていることが知れて嬉しかったです。他のサイトからの励ましコメントももらえて、この作品をコツコツと綴って行ければと思いました。 (2021年1月19日 20時) (レス) id: 0bb67776f8 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー - こんばんは。「また君を探す 2」の方でコメント送らせていただいたものです。いつも素敵な夢小説をいつもありがとうございます！毎日読ませて頂いております。これからも応援しておりますので、どうか無理のない範囲で頑張ってください！ (2021年1月19日 17時) (レス) id: 56a87d2e69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KOHKU | 作成日時：2021年1月18日 19時
