アレルギー ページ50
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詩乃「伊勢です。入ります。」
晴景「かゆい！かゆい！」
詩乃「どうなさったんです？
晴景様！そんなに掻いてはいけません！
余計にかゆみが強くなってしまいます！
...あの、綺麗な雪を持ってきて！
それから、ハッカ！
お医者様に言ってハッカをもらって
きて！」
使用人「はい。」
詩乃「晴景様....
冷たいかも知れませんが、我慢してく
ださいね...
かゆみのあるところを冷やせば、かゆ
みが和らぐはず...」
晴景「・・ああ、少しはマシになった。」
詩乃「何か口にした物はありますか？
木の実とか蕎麦とか牛ややぎの乳
とか？」
晴景「さっき、やぎの乳を温めてもら
った。」
詩乃「多分それです。
晴景様はやぎの乳や牛の乳を飲むとか
ゆみが出てしまう体質なのです。
体に合わない物を口にしなければ、
かゆみを引き起こす回数が減るで
気を付けて下さい。」
ねね「伊勢姫様、お医者様より煎じ薬を
頂いて来ました。」
詩乃「ありがとう。
さあ、晴景様、ゆっくり飲んで下さい。」
晴景「伊勢姫は、どこで、医術を学んだ
んだ？」
詩乃「・・・私が生まれた所です。」
晴景「上野国か...なぜ学問を？」
詩乃「それは、私が女だからですか？」
晴景「ああ。女が学問に触れることは
珍しい。
増して医術となれば、尚更だ。」
詩乃「そうですね....
今は珍しいですが、ずっと先の未来で
は当たり前になりますよ、女が仕事を
持って働いたり、学んだりすること
が...
それに、私の師匠は、私が女たからと
いって特別扱いなどしない立派な方です。
少々、酒癖が悪いですけどね！ ﾌﾌﾌ..」
不思議な娘だ....
この世の中、女が学問や仕事を持つなど、地位のあるものなら尚更珍しく疎まれる...
偏見も多いだろうに、全く卑屈になっていない。
景虎が側には置くのもわかる気がする。
穏やかな雰囲気に美しい容姿...
このまま、ずっと私だけを見てもらえないだろうか...
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KOHKU(プロフ) - コメントありがとうございます。戦国時代の恋の行方はもう最終章に入っていきます。続編も考えています。読んでもらえると嬉しいです。 (2021年1月26日 19時) (
レス) id: 0bb67776f8 (このIDを非表示/違反報告)
ここな(プロフ) - こんにちは！歴史には全く詳しくないのですが、昨日から一気読みで読ませてもらいました！これからも楽しみにしてます。他の作品も時間のあるときに読むつもりです。ヾ(*´∀｀*)ﾉ (2021年1月26日 15時) (レス) id: 01920890a3 (このIDを非表示/違反報告)
KOHKU(プロフ) - 励ましコメントありがとうございます。今回のアップ出来なくなった時は、焦りました。頭の中の物語を、楽しんでもらえていることが知れて嬉しかったです。他のサイトからの励ましコメントももらえて、この作品をコツコツと綴って行ければと思いました。 (2021年1月19日 20時) (レス) id: 0bb67776f8 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー - こんばんは。「また君を探す 2」の方でコメント送らせていただいたものです。いつも素敵な夢小説をいつもありがとうございます！毎日読ませて頂いております。これからも応援しておりますので、どうか無理のない範囲で頑張ってください！ (2021年1月19日 17時) (レス) id: 56a87d2e69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KOHKU | 作成日時：2021年1月18日 19時
