芋煮祭り ページ35
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今夜は、芋煮祭り...雪深くなる前の最後の賑わいらしい。
あちらこちらで、湯気が登りいい匂いがする...
詩乃「わぁ！美味しそうな匂い！」
謙信「芋煮と酒で温まるか...」
詩乃「やった！」
謙信「酒はほどほどにな...」
詩乃「え！
いつも、そんなに飲んでませんよ！」
謙信「・・・・」
詩乃「気を付けます...」
謙信「はは！」
詩乃「あそこに、お面やさん！！
景房様の所にもあったやつ！」
いろんな顔のお面が並ぶ..
詩乃「わぁー！
面白い顔から、綺麗なお顔の物まで色
々ですね！
...これ！謙信様被ってみて！
私はこっち！」
ひょっとこのお面を渡すと、謙信様は自分の顔に当てる。
謙信「どうだ？」
詩乃「よくお似合いです！
ハハハ！」
謙信様がお面を外す..
詩乃「！！プッハハハ！
やだ！謙信様！面白い！」
寄り目をを作って顔を出した..。
謙信様がこんな風におどけるなんて、とても新鮮だった。
謙信「伊勢も被ってみろ！」
おかめのお面を被る。
謙信「フフフ..
こっちの方が、いい女だな！」
詩乃「えー！酷いです！」
頬を膨らせて、怒っている...
伊勢の頬をムニっと摘まんだ。
目が合って、変な顔させられているのに、幸せで、楽しくて....
笑いが、止まらなかった。
子供「紙ふうせんはいかがですか？
願い事のかなう紙ふうせんです。」
詩乃「あなたが作ったの？」
子供「はい。おばあさんと作りました。」
詩乃「とても上手ね...」
謙信「１つ買おう..」
子供「ありがとうございます。
おばあさんが作る紙ふうせんは、本
当に願が叶うんですよ！
この前、お兄ちゃんが戦にいった時、
無事に帰ってきますようにって、お
ばあさんの紙ふうせんを飛ばしたら、
ちゃんと無事に帰ってきたんです！」
謙信「そうか...
では、もう１つ買おう。
お前も、願い事を飛ばしなさい。」
子供「え？いいの？」
謙信「ああ。
お前は何を願う？」
子供「軍神の景虎様に越後を戦のない平
和な国にしてくださいってお願いしま
す。」
謙信「そうか...
おばあさんの紙ふうせんは、すごい
な...
きっと、願いは聞き届けられるだろ
う..」
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KOHKU(プロフ) - コメントありがとうございます。戦国時代の恋の行方はもう最終章に入っていきます。続編も考えています。読んでもらえると嬉しいです。 (2021年1月26日 19時) (
レス) id: 0bb67776f8 (このIDを非表示/違反報告)
ここな(プロフ) - こんにちは！歴史には全く詳しくないのですが、昨日から一気読みで読ませてもらいました！これからも楽しみにしてます。他の作品も時間のあるときに読むつもりです。ヾ(*´∀｀*)ﾉ (2021年1月26日 15時) (レス) id: 01920890a3 (このIDを非表示/違反報告)
KOHKU(プロフ) - 励ましコメントありがとうございます。今回のアップ出来なくなった時は、焦りました。頭の中の物語を、楽しんでもらえていることが知れて嬉しかったです。他のサイトからの励ましコメントももらえて、この作品をコツコツと綴って行ければと思いました。 (2021年1月19日 20時) (レス) id: 0bb67776f8 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー - こんばんは。「また君を探す 2」の方でコメント送らせていただいたものです。いつも素敵な夢小説をいつもありがとうございます！毎日読ませて頂いております。これからも応援しておりますので、どうか無理のない範囲で頑張ってください！ (2021年1月19日 17時) (レス) id: 56a87d2e69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KOHKU | 作成日時：2021年1月18日 19時
