大切な人の涙 ページ28
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ねね「伊勢姫様!うっっ...ヒク!
....怪我は?
どこも、なんともないですね...
よかった...本当によかった!」
ねねが涙をポロポロこぼし、私の身を確認する...
どれ程、心配をかけた事だろう...
詩乃「ごめんね...ごめんなさい...
もう、ねねを心配かけるような勝手な
ことをしないわ...」
ねね「ヒク!...ヒク!
本当ですか?」
詩乃「うん。」
ねね「ヒク!約束ですよ!」
詩乃「わかったわ!
もう泣かないで....」
私を抱きしめ泣くねねの背中を擦った。
景房「伊勢は、馬鹿だ!
皆に、心配かけて!
僕や景継兄上に相談してくれれば
よかったのに...
無事で良かった!」
ねねの後ろにいた景房様と景康様の顔を見る...
景房様は目をこすり、涙を拭って私とねねを抱きしめ、一緒に泣いた..
景継様と目が合うと、景康様はうなずき、微笑んでくれた。
二人の優しさに、また、涙か溢れた。
謙信「皆に心配をかけたな...
でも、そろそろ私の伊勢を屋敷の中で
暖めさせてやってはくれないか?」
皆、謙信様の言葉に、視線を向ける!!
誰もが反応したのは、謙信様の『私の伊勢』という言葉だ....
だが、この後、誰よりも大泣きしている日粕さんが皆の注目をさらった。
ボロボロと涙を流す日粕さんの姿に、皆の顔に笑顔が戻った。
日粕「うんうん!本当によかった!」
・・・・
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KOHKU(プロフ) - コメントありがとうございます。戦国時代の恋の行方はもう最終章に入っていきます。続編も考えています。読んでもらえると嬉しいです。 (2021年1月26日 19時) (レス) id: 0bb67776f8 (このIDを非表示/違反報告)
ここな(プロフ) - こんにちは!歴史には全く詳しくないのですが、昨日から一気読みで読ませてもらいました!これからも楽しみにしてます。他の作品も時間のあるときに読むつもりです。ヾ(*´∀`*)ノ (2021年1月26日 15時) (レス) id: 01920890a3 (このIDを非表示/違反報告)
KOHKU(プロフ) - 励ましコメントありがとうございます。今回のアップ出来なくなった時は、焦りました。頭の中の物語を、楽しんでもらえていることが知れて嬉しかったです。他のサイトからの励ましコメントももらえて、この作品をコツコツと綴って行ければと思いました。 (2021年1月19日 20時) (レス) id: 0bb67776f8 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー - こんばんは。「また君を探す 2」の方でコメント送らせていただいたものです。いつも素敵な夢小説をいつもありがとうございます!毎日読ませて頂いております。これからも応援しておりますので、どうか無理のない範囲で頑張ってください! (2021年1月19日 17時) (レス) id: 56a87d2e69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KOHKU | 作成日時:2021年1月18日 19時