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柿崎の不安 ページ13




柿崎「既に、武田軍は撤退し川中島を離
 れました。
 今回の戦の発端は、武田から敗走した
 村上.小笠原氏が晴景様に助けを求め、
 この期に、もともと南下策を考えてい
 た晴景様は、景虎様に先陣を取れと命
 じられたはず...。

 しかし、こちらの動きが武田に流れて
 いたため、陣を建てるのを先起こされ
 たのです。

 寝返ったのは、大熊氏...
 以前、内乱を景虎様に抑えられ力は弱
 まっていましたが、こちらの情報を流
 し武田軍で分権を受けたようです。

 大熊氏に情報を流す為に潜り込んでい
 たのが、春吉でした。」



謙信「そうか....
 
 春吉..といったな...」




柿崎「はい。
 まさか、景虎様に刃を向けるとは...
 申し訳ありませんでした。
 私の落ち度です。

 しかし、あの者は伊勢姫を守り武田兵
 に斬られました。

 あと...
 伊勢姫は武田と知り合いでした。
 友だと...

 伊勢姫を信じています...。
 しかし!」



伊勢姫は、武田に寝返ったりはしない。
人との距離が近く、身分や敵、味方で区別しない人だということもわかっている。

とても優しい人だと....

だから、注意しなくてはならないと思った。
いつか、景虎様の弱みになる。
今回の夜襲はたまたま上手くいっただけだ!

景虎様はあの時、軍を指揮できる冷静さに欠けていた。
それほどに、伊勢姫の存在は景虎様にとって大きいのだ。
そこを突いてこられたら...
伊勢姫の命も危うい。景虎様だっておとしいれられる隙を作ってしまう...



謙信「それ以上言うな!
  伊勢は、私の人なのだ...
  例え、お前が心配するような事が
  あっても、手放すつもりはない!
  私が離れなれないのだ。」



柿崎「・・・・」



謙信「寝返ったのが大熊か....

 柿崎...
 私の負傷は知らせるな。
 隙を見せれば、この時とばかりに動き
 があるかもしれない。
 傷が癒えるまで、ここにとどまる。
 今後の戦に備えて、偵察の為残ると伝
 えてくれ。
 お前は、越後に戻り随時報告を頼む。
 あと..
 大熊と同じく内乱を起こした黒田の様
 子も探ってくれ。
 
 頼んだぞ...」


柿崎「はい。承知しました。」

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KOHKU(プロフ) - コメントありがとうございます。戦国時代の恋の行方はもう最終章に入っていきます。続編も考えています。読んでもらえると嬉しいです。 (2021年1月26日 19時) (レス) id: 0bb67776f8 (このIDを非表示/違反報告)
ここな(プロフ) - こんにちは!歴史には全く詳しくないのですが、昨日から一気読みで読ませてもらいました!これからも楽しみにしてます。他の作品も時間のあるときに読むつもりです。ヾ(*´∀`*)ノ (2021年1月26日 15時) (レス) id: 01920890a3 (このIDを非表示/違反報告)
KOHKU(プロフ) - 励ましコメントありがとうございます。今回のアップ出来なくなった時は、焦りました。頭の中の物語を、楽しんでもらえていることが知れて嬉しかったです。他のサイトからの励ましコメントももらえて、この作品をコツコツと綴って行ければと思いました。 (2021年1月19日 20時) (レス) id: 0bb67776f8 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー - こんばんは。「また君を探す 2」の方でコメント送らせていただいたものです。いつも素敵な夢小説をいつもありがとうございます!毎日読ませて頂いております。これからも応援しておりますので、どうか無理のない範囲で頑張ってください! (2021年1月19日 17時) (レス) id: 56a87d2e69 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KOHKU | 作成日時:2021年1月18日 19時

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