気分転換 ページ2
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詩乃「....zzz....」
信玄「....」
足の怪我の痛み止と言って、眠り薬を飲ませた。
私の元に来てから、ほとんど伊勢は眠れていなかったからだ。
信玄「伊勢よ...
これ程に、欲しいと想える者に出会っ
たのは初めてなのだ...。
私の元から離れる意外の望みであれば
何でも叶えてやろう...
自由に空を飛ぶ鳥のごとく生きるお前
のために、大きな鳥籠を作らなければ
な....
安心して暮らせる場所を...
そしていつか、我が胸の中で眠れるよ
うになってくれ..」
・・・・
詩乃「はぁ...」
逃げ出すことに失敗した挙げ句、足に怪我し動けない...
詩乃「ここに来て、何日たったかしら？」
信玄「ﾌﾌﾌ、4日だ...。
随分、退屈そうだな...」
詩乃「はい。お掛け様で...
信玄様のおっしゃる通り、自業自得
ですから！」
信玄「ははは！
ようやく、伊勢らしくなってき
たな！
よし、行くぞ！」
詩乃「え！ ど、何処に行くんで
す？ ・・・・ キャ！」
信玄様は私を抱き上げ天幕を出た。
連れてきた先には馬が...
信玄「今日は気分転換に行こう。」
私を乗せ馬を走らせた。
風を切って走ると、ふさいでいた気持ちがスカッとした。
詩乃「気持ちがいい！」
信玄「.....」
見晴らしの良い開けたは場所まで来ると、馬を止めた。
信玄「ようやく、笑ったな...
その笑顔が見たかった。」
詩乃「・・・
そうですね...
ずっと先の戦もしがらみも無い時代に
出会っていたら、きっといい飲み仲間
になっていたでしょうね...」
信玄「では、来世があるなら私が伊勢の
一番になろう...
今生は、一番になれずとも傍にいて欲
しい...」
信玄様の想いに答えられないと思うたび、どれ程私が謙信様を想っているかを実感する。
人の心とは、もどかしく思い通りにはならないものだ...と美しい山並みを眺めなから考えていた。
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KOHKU(プロフ) - コメントありがとうございます。戦国時代の恋の行方はもう最終章に入っていきます。続編も考えています。読んでもらえると嬉しいです。 (2021年1月26日 19時) (
レス) id: 0bb67776f8 (このIDを非表示/違反報告)
ここな(プロフ) - こんにちは！歴史には全く詳しくないのですが、昨日から一気読みで読ませてもらいました！これからも楽しみにしてます。他の作品も時間のあるときに読むつもりです。ヾ(*´∀｀*)ﾉ (2021年1月26日 15時) (レス) id: 01920890a3 (このIDを非表示/違反報告)
KOHKU(プロフ) - 励ましコメントありがとうございます。今回のアップ出来なくなった時は、焦りました。頭の中の物語を、楽しんでもらえていることが知れて嬉しかったです。他のサイトからの励ましコメントももらえて、この作品をコツコツと綴って行ければと思いました。 (2021年1月19日 20時) (レス) id: 0bb67776f8 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー - こんばんは。「また君を探す 2」の方でコメント送らせていただいたものです。いつも素敵な夢小説をいつもありがとうございます！毎日読ませて頂いております。これからも応援しておりますので、どうか無理のない範囲で頑張ってください！ (2021年1月19日 17時) (レス) id: 56a87d2e69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KOHKU | 作成日時：2021年1月18日 19時
