【爆豪勝己】大丈夫。【男主】 (ページ7)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:19,411 hit

7話ページ7

勝己くんが家に来た時から1週間ほど経った今でも
勝己くんと俺の仲は変わっていない

俺を見ると震えているし、会話も一方的な事がほとんどだ。

なかなか上手くいかないな…

prrrrr…

こんな夜中に誰だ、

父さん？なんだろう

『父さん？こんな夜中にどうしたの』

父【Aに注意しておいて欲しい事があってね、勝己くんは何してる？】

『注意？勝己くんは寝てるけど、』

父【そうか、ならちょうどいい。さっき聞いたんだが、勝己くんを狙っている輩がうろうろしているらしい】

『勝己くんを狙ってる？』

父【勝己くんは獣人の中でも上玉らしくてね、高値がつくらしい。】

『そんな勝己くんを手に入れようと探し回ってるってことか』

父【そういうことだ。噂では手に入れるためならどんな手段も選ばないらしい。だから、勝己くんもAも気をつけておいてね】

『わかった。何があっても俺が守るって決めてるんだ。』

父【Aらしいよ。最近は勝己くんとどう？】

『それが、なかなか手が付けられなくて、まだまだって感じ。』

父【そうか、もし、勝己くんを買いたいって奴が大金持って出てきたらどうする】

『勝己くんを売る？高値で？そんなの、断るに決まってるでしょ。勝己くんはもう俺の家族なんだから』

父【それが聞けて安心したよ。とりあえず外に出る時は気をつけてね】

『わかった。お休み』

電話が終わって一息つこうとした時、扉がバンっと開けられた

『、勝己くん？どうしたの？』

勝｢っ、やっぱりてめぇも今までの奴らと同じだったんだな！！！少しでも信頼し始めた俺が馬鹿だった！！！｣

突然言われたことに心当たりがなく、上手く言葉が出ない

『な、んの話、？』

勝｢さっき聞こえたんだよ、！！！てめぇなんかこの世で1番嫌いだっ、！！！こんなとこいたくもねぇ、！｣

そう言って家を飛び出してしまった

本当になんの事だ、

って、それよりもこんな大雨の中どこ行くんだよ、！

"勝己くんを狙っている輩がうろうろしているらしい"

父さんがついさっき言っていた言葉に、雨なんて気にせず走り出した