三度目の出会い sideK ページ10
「行ってきます！」
朝食のパンをひっつかみ、慌てて家を飛び出す。
寝坊です。
4分かかるバス停までの道のりを1分で走り抜け、何とか予定通りのバスに滑り込んだ。
そのままバスで20分かけて駅まで揺られ、今度は電車で1時間半かけてバイト先の最寄りへ向かう。
バイト先の最寄りはそのまま大学の最寄りでもあり、これから俺が住むことになる部屋の最寄りでもある。
今は遠いけど、あと3日でこっちに引っ越してくるんだから今日だけ我慢だ。
目当ての駅に着き、電車を降りて携帯の地図を開く。
面接で一回来てるはずなんだけど…道忘れた。
うーんと、こっちか。
駅から徒歩3分のバイト先は、オープンからまだ1年しかたっていない、キレイでおしゃれなカラオケだった。
「いらっしゃいませ。」
店に入ると、フロントに立っていたイケメンなお兄さんに笑顔で挨拶された。
店内かっこいい！
制服かっこいい！
お兄さんもかっこいい！
…じゃなくて。
小走りでフロントに近寄り、お兄さんに挨拶をする。
「はじめまして！今日からこちらで働かせていただくことになりました、中島です！」
ぺこりと頭を下げると、頭上から「ああ！」という声が聞こえた。
「中島くんね！話は聞いてます。俺は山下です、今日からよろしく。」
ニコニコしながら頭を下げられ、慌ててもう一度頭を下げる。
山下さん…めっちゃ爽やか。
「待っててね、今店長呼んでくるから。」
「あ、はい！」
山下さんはそう言って一度裏に消えると、すぐに一人のおじさんを連れてやって来た。
面接のときに話した喜多川さんだ。
…え、この人店長だったの！？
「おっ中島くん、来たね。」
喜多川さんに肩をポンと叩かれる。
この人もすごくフレンドリーなんだよな。
よく見ると、名札にちゃんと『店長』と書かれていた。
「喜多川さん、おはようございます！今日からよろしくお願いいたします。」
頭を下げると、「こちらこそ」と頭を下げてくれた。
店長が優しそうな人でよかった…。
「今日は覚えてもらうことがたくさんあるからね。」
店長は続ける。
「1日、先輩に教育係としてついてもらうから。オープンからいるやつだから、何でも聞いちゃっていいからね。」
はい、と頷くと、「紹介するね」と言いながら再び裏に顔を突っ込む。
ドアの隙間から、その人を呼ぶ店長の大声が聞こえてきた。
「菊池くーん！」
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かめみつ(プロフ) - 可愛い！可愛い!!2人してしてめっちゃ可愛い〜!!まるで新婚さんのように甘〜い。←まだ付き合っても無いのにw健人がもう女子顔負けの反応しちゃうから、風磨も私もメロメロです〜！でも、これって2人とも告白したようなもんじゃないですか?!うわー、どうなるんだろう。 (2017年12月14日 9時) (
レス) id: 2d3b77e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 更新待ってました。これからも楽しみにしてます。 (2017年12月6日 0時) (レス) id: c52305c328 (このIDを非表示/違反報告)
さらゆ - ホワホワしたふまけん、最高です！癒されます(*´∀`)♪頑張ってください！ (2017年10月29日 17時) (レス) id: b27d37dde6 (このIDを非表示/違反報告)
むー(プロフ) - んっんっんー好きです！！！(号泣き)もう更新されるのを今か今かと……お前らいつくっつくんだよみたいな……こんなにいい作品をありがとうございます！無理しない程度に頑張ってください(> <) (2017年9月20日 23時) (レス) id: 275960a1d5 (このIDを非表示/違反報告)
かとり。(プロフ) - 作者さんの書かれるふまけん本当に大好きで、今でも動き出す恋の時間シリーズ読み返してます笑 また、リアルでのふまけんのお話も書いて欲しいです！もちろんこの歳の差ふまけんも大好きなんで更新待ってます！！ (2017年8月14日 23時) (レス) id: bc97254b40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんこつ | 作成日時：2017年4月18日 22時
