衝撃の8.25事件 side F 2 ページ4
ライブ終わりの、舞台裏。
中島のソロコンが幕を閉じるまで、
決心がつかなかった。
楽屋に行くのはなんか、
また別の勇気が必要っていうか…(笑)
だけど、山下くんが背中を押してくれた。
行ってこい、
あいつも待ってるよ。
待ってる、とは思わないけど…
また驚いた顔されそうだし(笑)
あー、緊張、再び。
忙しそうに動くスタッフさんたちに
声をかける。
みんな少し驚いたように、
「よく来たね」って。
親戚のおばちゃんかっつーの。
しばらく歩くと、中島の楽屋にたどり着く。
やばい、なんかドキドキしてきた。
あいつと二人きりで話すなんて、久しぶりすぎる。
…よし！
コンコン
ノックをする。
一応、ここはSexyZoneじゃなくて
中島健人の楽屋だからな。
でもこれが、意外と余計に緊張を煽る。
「あ〜〜い」
気の抜けた返事。
なんだそれ(笑)
よし、少しからかってやろう。
「あっすいません、中島さん、
あの〜、菊池さんが、これを渡してくれと…」
やばい、俺才能あるかも、
スタッフのモノマネ(笑)
バタバタバタッ
え、めっちゃ慌ててるんだけど。
なにその反応、ちょっと嬉しい。
ガチャッ
勢いよく開く扉。
思いっきり開けたもんだから、
勢いあまった中島とぶつかりそうになる。
「よ。」
驚いて目を見開く中島に、
笑いをこらえながら挨拶をする。
「お疲れ様。」
「ふう…えっ！？」
辺りを見回す中島。
俺は、バレないようにちょっと深呼吸してから続ける。
「急に来て、ごめん。
中島、その…ライブ、よかった。」
ああ、ダメだ、ホントにダメ。
なんでこんなに緊張するんだろう。
改まって向かい合うと、気恥ずかしい。
まともに顔が見れない。
ちゃんと目を見て伝えたいのに。
もう一度深呼吸して、中島の顔を見る。
…ん？
えっ、なにその顔？
なんで顔、真っ赤にしてんの？
つられて俺も赤くなる。
って、なにこの場面。
どうすればいいのか、わかんない…！
「…どうぞ。」
中島が、楽屋のドアを大きく開け、中に促す。
「…どうも。」
とりあえず、為すすべがないから仕方ない。
大人しく失礼します。
「…いや、その、お、驚いた…」
俺の正面に立って、中島が言う。
「マジで聞いてなかったし、
リストにも載ってなかったし…」
…だから、なんで顔が赤いの？
お前が照れる理由はないだろ。
…………やばい。
可愛い。
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かめみつ(プロフ) - 初めから最後まで一気に読んでしまいました！なんて健人が可愛らしいの！女子より乙女な健人がとにかく可愛くて大好きです。あんなにイケメンなのに中身はふあふあで暖かいぬいぐるみの様です。風磨でなくてもギュッと抱きしめたい気持ちです！続きが読みたいです！！ (2017年3月5日 10時) (
レス) id: 966c4a26de (このIDを非表示/違反報告)
えなちょす。(プロフ) - 更新お疲れ様でした！とても読んでて楽しかったです！他の作品の更新も頑張ってください！ (2017年3月1日 22時) (レス) id: 868e71d769 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 更新お疲れ様でした！ 続編も楽しみにしています！ (2017年3月1日 21時) (レス) id: fbd987be71 (このIDを非表示/違反報告)
ふーにゃん - おうち!!いいですねぇ♪バカップルですねっ(/-＼*) (2017年2月27日 17時) (レス) id: e9ef864682 (このIDを非表示/違反報告)
ふーにゃん - すごいリアルのふまけんらしくてめっちゃにやけちゃいます(//∇//)これからも楽しみにしてます♪ (2017年2月8日 7時) (レス) id: e9ef864682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんこつ | 作成日時：2017年1月27日 2時
