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そんな敦に、サングラスを外してズイっと近づいた悟。敦は突然の出来事に頭が追いついていないようだった。
敦は改めて目の前の人物を認識すると、火が出そうな程顔が真っ赤に染った。
「うわ、これが異能力?
まじで虎と混じってんじゃん。ウケる」
「姉さん、虎の存在を知っていたのかい?」
「いいや?今知ったよ
それにしても、異能力ってのは不思議だね。扱う者と一心同体のようだ。
昔の治のは小さかったからな〜…久しぶりに見たけど異能力ってこんな感じなんだ。興味深いね」
サングラスを片手にどんどん話を進めていく悟。
それを遮って、太宰が目を開きながら聞いた。
「まさか、姉さん…異能力が”視える”の?」
「ん?あーうん。
私の目は特殊でね、視界に入ってきたものの情報が”視える”んだ。
普段は要らない情報も視えすぎて疲れるから、常にサングラスをかけているんだよ。どう?かけてみる?」
「遠慮しとこうかな…」
悟のテンションの高さに、若干疲れ気味な太宰。そんな太宰を諸共せず、悟は敦を前にはしゃいでいた。
悟の特徴である六眼は、呪力の流れを見ることが出来るものだ。視認した対象の術式を看破する能力も有している。
その六眼で異能力を見た際、面白いことが判明した。
” 異能力の中にも少しだが呪いがある ”
だから悟の六眼で視認することが出来たのだ。
「あ、そうそう。こんなことしてる場合じゃなかった。
今日ここに来た理由なんだけど…
最近、変死体とか増えてない?知ってたら教えて欲しいんだけど。」
「変死体かい?私は聞いていないけどね……乱歩さんにでも話せばすぐ対応してくれると思うけど。
今丁度社長室にいるみたいだし、呼ぶ?」
「乱歩?……嗚呼、最近有名な名探偵か。
私も少し話してみたいと思っていたし。呼んで欲しいな」
「必要無いよ。
で、何?依頼?」
突然話に割り込んできたのは、駄菓子を頬張っている乱歩。とても成人済みとは思えない容姿だが、26歳だ。もう一度云う。26歳なのだ。
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graply12(プロフ) - 次回を楽しみにしています!! (3月14日 20時) (レス) id: 53daeb10be (このIDを非表示/違反報告)
アルドノア - 太宰さんの姉になりたい人生だ。更新楽しみにしてます!! (2022年10月23日 11時) (レス) id: d1c9c30f30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2022年9月29日 14時