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51.♧♧♧ ページ17









『おはようございます』





普段通りに扉を開き、挨拶をする。




探偵社には皆揃っていた。

いつもなら遅刻をしてくる太宰さんを含めて。
少し失礼だが、明日隕石が大量に降るのではないかと少し心配してしまう






「「「…………は?」」」



平然と入ってきた私に、驚きを隠せない皆さん。


太宰さんと乱歩さんの驚く顔なんて、なかなか見られないだろう。少しテンションが上がった気がする



「は、え、は?Aちゃん?
帰ってくるなら少しぐらい連絡してもいいんじゃないかい?ん?
ていうかその髪どうしたんだい?いや、髪以外も色々と聞きたいことがあるのだが…」



『太宰さん。言いたいことは分かりますが少し落ち着いてください。
恐怖を感じます』



ものすごい早口で迫られる私。
正直ちょっとびびった




マフィア時代が出てきてしまっている。






「「………………。」」



『何も言わずに行ったのは謝りますから……
とりあえず無言はやめてください谷崎さん、敦くん…
とてつもなく怖いです、、』



私の顔を見るなり、鬼のような形相で見つめてくる通称ヘタレツインズ(※Aが勝手に付けたあだ名です※)



しかも無言のオプション付きで。







……私は1番怒らせてはいけない人を怒らせてしまったのかもしれない。


嗚呼、短い人生だったな
まだ遺書書いてないけど何とかなるか









『あ、そういえば皆さん。態々ご心配のメールありがとうございました。

とても嬉しかったです』



そう云ってニコリと微笑む





「見たなら……返信ぐらい、してほしい」



『……ごめんね鏡花ちゃん

こっちもこっちで大変で、
なかなか返信出来なかったんだよね……
次からはちゃんと返すようにするから!笑』



「!!うん、そうして貰えると嬉しい」





パァっと分かりやすく反応した鏡花ちゃん


最初来た時よりも表情がとても明るくなった気がする。
やはり、鏡花ちゃんに合った職場は探偵社なのだろう











ほわほわとした空気の中、乱歩さんが口を開いた




「……Aちゃんさぁ、『乱歩さん。』




……はぁ〜、名探偵に命令とか気に食わないけど〜
まぁ今回は許してあげる!
駄菓子今度奢ってね!!」




『ありがとうございます、乱歩さん』








「「???」」




疑問符を浮かべる探偵社の皆さん。






この世には、知らない方がいい事もあるのだ。








少なからずね









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リン - ヴヴン、そのー,,,アドバイスください(泣) (8月6日 16時) (レス) @page17 id: 39fcd12b59 (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 続きが楽しみです! (2022年12月27日 0時) (レス) @page17 id: 6f112c6b4f (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!!!!応援してます! (2022年12月5日 21時) (レス) @page17 id: 44246302dc (このIDを非表示/違反報告)
梅こんぶ(プロフ) - 魔水さん» ありがとうございます🥲 (2022年10月8日 12時) (レス) id: 47bdebfeba (このIDを非表示/違反報告)
魔水(プロフ) - 続き楽しみにしています。応援しています (2022年10月2日 17時) (レス) @page13 id: a5d53cdda2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2022年9月5日 18時

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