転校生は知っている～彼らの子供たち～ (ページ10)

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物騒な家族ページ10

彩華side

華「ねーねーねー！！これ終わったら数分外してもいい？」

諸「んん....はぁ、それ終わったらね」

華「やった！さすがヒロ！零とは違うね」

降「は？」

華「え、いつ戻ってきたの、いや、ごめん違うんだ！」

降「はぁ....早く終わらせろ」

はぁーい！

そのあと3分で終わらせたぜ

華「んじゃ行ってくる！」

降「ああ」

少し小走りで翼彩が事情聴取みたいなの受けてるところに向かう

そこには傷だらけの翼彩がいた

華「翼彩」

翼彩「あ、母さん....」

バツが悪そうに下を向く翼彩

翼「彩華！」

あ、翼

華「何があったの、ちゃんと話して」
翼「ちゃんと、聞くから」

翼彩「....か、和音が数人に囲まれてて...俺にとって警察に捕まるとかそんなのどうでもよくてただ、大切な幼馴染が泣いてた....だからっ」

私は翼彩を抱きしめる

その上から翼も翼彩を撫でる

華「よーし、よくやった。」

翼彩「ぇ...」

松「.....さすがお前の息子だな」

あれ、松田いつの間に来てたの

華「大事な幼馴染、守ったんだろ？....かっこいいよ。そういう強い人になって欲しかったんだよお母さんは。.........強く、なったね」

翼彩「っ....俺、将来母さんみたいになる」

翼「お母さん、結構な問題児だからね〜」
松「そいつは難しいぞw」

翼彩「...松田さんみたいな友達も欲しい」

華「いや、それだけはやめとけって」

松「おいどういう意味だよ」

華「そのまんまだよ」

翼彩「...母さん、父さん。俺これからもこのやり方はやめない。だから警察にお世話になることもあるかも知れない。けど....大事な人を傷つけた奴をそのままにはしておけない」

華「...よし、バレない喧嘩の方法教えてやる」
翼「翼芽たちにも護身術教えなきゃ」

松「....物騒な家族だ」