転校生は知っている〜彼らの子供たち〜

もうやだside和菜 ページ9

side和菜

やっぱ和音のことが好きなのかな

そんなことを考えてる場合じゃないのにどうしても考えてしまう

和音が危険だとわかって真っ先に行動した翼彩

見つけた後も和穂、和貴もいた中で
「お前ら、逃げて。警察が来る」って

そうやって勇敢に戦う君だから好きになったんだ

でも今はその真剣さは和音に向いている

2人は幼馴染で2人にしかわからないノリとかもある

でも、好きになるのに順番なんて関係ないしまだ望みがないわけでもない

だからぼくは諦めない

今はすべきことをするだけ

君の隣に堂々と立っていられるような人になりたいから

和菜「和音、立てる？走るよ！」

和音「うん、和菜、ありがとう！」

和音の手を引いて走る

隣には和彩も走ってる

少し走ったところ前から翼彩のお父さんと翼芽たちが走ってきた

美「はぁはぁ...和音ちゃんはっ大丈夫？」

和音「翼さんっ！大丈夫です。でも...翼彩が」

prrrrprrrr

誰のスマホだろう

美「あ、俺...彩華から？もしもし」

華『あ、翼？なんか翼彩警察にいるから引き取りに来てー、私まだ雑務中だからさ』

美「わかった、すぐ行くよ」

和菜「僕たちは....とりあえずポアロ戻る？」
和彩「うん、そうしよう」
和音「二人とも、ありがとう」

和貴「翼彩かっこよかったなぁ！ちくしょー」
和彩「.....和貴も十分だと思うけど」


和貴「....へ？....っあり、がと」

和貴....顔赤すぎるよww

僕たちはポアロに戻ろうとすると翼さんが
「翼彩も帰ってくるし、うちで待ってたらいいよ」と言ってくれたので甘えることにした




翼彩に、かっこよかったって、言おう

そう決意した

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