落ち着いて! ページ8
翼彩side
そこから楽しく話していると俺の携帯がなる
翼彩「あれ、和音....もしもし、どうした?」
和音『た、すけて...いま、めっちゃ逃げてて、あの、...こわ、こわい、たすけて!』
翼彩「え、か、和音!?」
するといきなり横から手が伸びてきてスマホをとられる
「落ち着いて!今、どこにいるかわかるか?」
和穂....
和音『あ、えっと...わか、わかんない』
和穂「じゃあ学校から、逃げてどのくらい経ってる?」
和音『え...15分くらい...いま、は橋が見える』
和穂「わかった、すぐ行く」
電話をきってスマホを返してくる和穂
和穂「翼彩、匂いたどれたりするか?」
翼彩「15分だよな...多分いける。学校に急ごう。翼芽、翼輝、翔和、亜貴はここにいて、父さんきたら事情説明して」
それだけ言って中3組は駆け出す
数分して学校に着く
みんな体育会系だから体力はあるしすぐに着いた
そこから集中して匂いをたどる
小さい頃から毎日近くにいたから間違えるはずがない。
翼彩「こっち.....あれ、通学路と違う道」
和貴「とにかく行こうぜ」
みんなは頷いて俺の後ろをついてくる
翼彩「...だんだん匂いが濃くなってる......あ、橋だ。.....多分、わかった!走れ!」
全員が一斉に走り出す
俺は細い路地裏に向かう
そこには必死で抵抗している和音と高校生?くらいのヤンキーみたいな奴ら
翼彩「和音!テメェら和音に何した?」
和穂「おい、和音からその汚ねぇ手を離せ」
「え?なになに中坊がいきがっちゃって?」
「おじょーちゃん、お迎えが来たぞーw」
考える必要もない
今、俺の大切な幼馴染の和音は泣いている
それだけ有れば充分
俺は和音の手首を掴んでいる男の腹に一発
それで、和音の手を離す男
その隙に上杉、和菜が和音を回収
和穂、和貴も参戦して3人でかかろうと思った
が、
「お前ら、逃げて。警察が来る」
男たちに聞かれないように小声で告げる
「加害者は俺1人でしゅーぶん。和音のメンタルケア、よろしくな」
怖いけど、笑ってみせる
和貴「え、おい」
和穂「.....和貴、行くぞ」
和穂が和貴の手を引いて行ってくれた
「おう、坊主。お友達いなくなったぜ?」
翼彩「お前らは俺だけで、充分」
なんてったって俺、あの母さんの息子だよ?
ニヤリと笑うと男たちは3人一斉にかかってくる
実戦は一応初めてではない
ただ、相手とこんなに体格差がある戦いは初めてだ
さあ、早めに終わらせよ
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みるくストロベリー - Pulちゃんさん» なんと!私の作品を楽しみにしてくれてたなんて...!!ありがとうございます!引き続き更新頑張ります (2021年6月19日 23時) (レス) id: 073e826c62 (このIDを非表示/違反報告)
Pulちゃん(プロフ) - 待ってましたー! (2021年6月13日 16時) (レス) id: 004963a4c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるくストロベリー | 作成日時:2021年6月13日 15時