番外編集【HQ】青城のマネは元白鳥沢のマネです【青葉城西】

及川と私 ページ9

及川と私のやり取りを見て付き合っていると勘違いする人がいるらしい。

1年「あの人だよ！ほら、及川先輩の彼女さん！！」

違うんですけど。って答えたよ最初はさ。まあでも諦めたよね。

だってアイツら聞く気ないっぽいし。勘違いされて困ることと言えば呼び出しくらいだしね。わざわざ少女漫画の主人公みたいに自分から出向かないから。

『んで、ノートまだ？』
及「待ってAちゃん！！あと1ページだから！！」

昨日学校を休んだ及川。たまたま選択授業が同じだった私はノートを見せるはめになっている。

モブ「お、及川まだいたのか！って彼女と一緒かよ〜！彼女と勉強なんて羨ま！！」

こいつも勘違いしてる…。

『彼女じゃないんですけど。私はただの男バレのマネージャーです』

モブ「え、違うの！？だって結構二人がデキてるって有名だよ！？」

『嘘ですね、それ。信憑性のないただの噂です』

まじかっ！！あ、信じてるやつの誤解解いといてやるよ！なんて言いながら及川の友人は帰っていった。いい人だ。

及「ねえAちゃん...。俺その噂知らないんだけど！」
『へー。とりあえずノート返して』

私は帰って勉強したいんだけど。

及「ん〜。でもなんで俺とAちゃんなんだろ」
『ほんとだよ。及川のファンなんかじゃないって言ってあるのに』
及「なんかって何！？」
『そのまんまの意味だけど？』

でも周りに勘違いされるってことはそれなりに勘違いされる原因があるはずだよね。

『ねえ及川。当分私に近づかないで』
及「えっ！なんで！？」
『なんでも』

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