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聖杯大戦9 ページ10

「ふんふんふーん」


鼻歌を歌いながら私の手を引くアストルフォ



『あの、アストルフォ...』


「ん?なぁに?どこか見たいところあった?」


『違う、あなたに聞きたいことがあって、その...』

『ホムンクルスの男の子のこと』


自然と、アストルフォと握っている手に力がこもる



「っ!どうしてそのこと...わかった、着いてきて」






しばらく歩いて着いた部屋に入らせてもらう


部屋へ入ると少年はちょうど目を覚ました




『やっぱり...』


夢でみた子と、同じ



「あなた、たちは...」


そう少年が言うと
たちまちアストルフォが喋り出す


夢でみたピンクの髪の人は
アストルフォで、彼を助けた張本人だった

そんなアストルフォに彼はありがとう、と言った


「あな、たは...夢の...?」


『えっ、と...私はA』



夢のってどうゆうこと?と聞こうとしたそのとき


ケイローンが霊体化を解除し、姿を現した


「こっちはケイローン、クラスはアーチャー」


『あらら、アストルフォ...』


呆れ顔で見る私とケイローン




「あ、真名言っちゃダメなんだっけ?え、じゃあ今のなし!忘れて忘れて!」


少年は驚いた顔をした


「ライダー...アーチャー...」


「怯えていますね」


そりゃあそうさ、とアストルフォが言うと


「怯えついでにお伝えしましょう」

「率直に言って、君がこのまま生きていられるのはあと三年です」


突然、絶望に落とされたような一言


彼はホムンクルス
魔力供給の為に作られた人形のようなものだ


聖杯大戦の為だけに作られた消耗品

命など、すぐに散ってしまう




そんな彼にケイローンは考えろと言った


短い命で、何を成すべきかを




「わからない」


その一言にケイローンは


「それでもです」


生き延びても、ここで死ぬのと変わらないと



厳しいことを言いつつ
案を与える彼は優しい人だな、と私は思う



ケイローンは彼に考える時間を与えるために
私達は外へ出ようと言った




ケイローンは私の方を向き




「あなたも、話したいことはあるのでしょうがどうか今は」





『はい、分かってます』





そういうと彼はありがとうと言い、微笑んだ

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設定タグ:Fate , Apocrypha , FGO   
作品ジャンル:アニメ
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灰音(プロフ) - とっても続きが気になります!! (2017年12月25日 13時) (レス) id: f2fe0e322f (このIDを非表示/違反報告)
シロナ - とても面白いのでこれからも更新お待ちしてます! (2017年12月17日 21時) (レス) id: 89e7196bc2 (このIDを非表示/違反報告)
ユア(プロフ) - マタタビさん» ありがとうございます!頑張ります(*`・ω・)ゞ (2017年10月6日 7時) (レス) id: a69a55f457 (このIDを非表示/違反報告)
マタタビ - 小説面白いです!!更新頑張って下さい!! (2017年10月1日 18時) (レス) id: 390b8d9809 (このIDを非表示/違反報告)
ユア(プロフ) - ゆき姫2さん» ありがとうごさいます!アニメを見たときに更新できるよう努力してます…φ(。。*) (2017年8月21日 23時) (レス) id: a69a55f457 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユア | 作成日時:2017年8月13日 10時

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