少女の夢 【Fate／Apocrypha】

聖杯大戦7 ページ8

水槽のようなものの中に沢山の人、人



多分、ホムンクルスだろう


一人の少年が恐怖を感じている



嫌だ、嫌だ...動け、動け！





少年は魔術を使い、抜け出した




壁を伝いなんとか歩くが倒れてしまう





「たす、けて」



「うん、わかった！」



手を差し出すのはピンクの髪の...






瞳を開けると大きな城塞が


車を降りるとそこには髪の長めな男の人が






「ようこそミレニア城塞へ、ルーラーの同行者よ」


「私はダーニック･プレストーン･ユグドミレニアと申します」


以後、お見知りおきを


そういい頭を下げるダーニックさん




そういえばこの人、実年齢九十歳越えだよね...？

見た目は二十代だけど...





『えっ、と、ご丁寧にありがとうございます』


『私はAといいます、訳あってルーラーと行動を共にしています』


宜しくお願いします、と深々と頭を下げる




「では、中へどうぞ」



言われるまま、城の中へ進んでいく









「全員集まったか」



お城の中を見るだけでよかったんだけど、


マスターとサーヴァントたちを紹介してくれるようだ


ジロジロとこちらを見られる


早く終わらせたい、というか見られたくない





「ライダーがまだのようだな」



そうダーニックさんが言った瞬間


扉が開きピンクの髪の男...え、女の子？どっち？



「ごめんごめん！いや〜ちょっと腰が痛くて！いててっ」




わざとらしく腰をさするライダー


何のよう？という顔をし、こちらを向く





私を見た瞬間、キラキラした目を向けてきて


こちらへ向かってくる



私の手を取ると興奮気味に質問してきた









「ねぇねぇ！キミだれ！？ねぇねぇねぇ〜！」

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