少女の夢 【Fate／Apocrypha】

聖杯大戦13 ページ14

あのあと、アストルフォたちと別れ
一人で城を周り始めた


外に出てみようかな...


好奇心で外へ出る

そのには小さな花たちが綺麗に咲いていた



『あ』


「う？」



花たちの中に白い服を着たバーサーカー
もとい、フランケンシュタインがいた


「うﾞ？」


なんだ、と言わんばかりに首を傾げるバーサーカー



『花、好きなの？』



「...ん」



差し出してきたのは沢山の花
白 黄色 桃色など、綺麗な色ばかりだ




『ねぇ、バーサーカー』


「？」


みてて、といい手を前に出す

包み込むように優しく、綺麗に




『Orchideous(花よ)』



呪文を唱えると
包み込んだ手の中から花が生まれる



『あげる』


私から花を受け取ると
キラキラした瞳でみるバーサーカー




「あっりが、と ぉ」



そう微笑むバーサーカー


嬉しそうに花をみている




手に持っているのはスノーフレークという花


花言葉は
純潔、乙女の誇り、それから




(汚れのない無垢な心)




バーサーカーの願いは
自分と同じ存在の伴侶を見つけることらしい






『ホムンクルスとかはダメなんだ』



「うﾞ！！」



『お、おお、難しいね.....そろそろ私は行こうかな』




他にみたいところもあるし


そういい私が立ち上がろうとすると
私の肩を掴み立ち上がれなくなる




あれ、妨害されてるのかこれは？



私ではなくバーサーカーが立ち上がり

私の頭に何かを乗せた



「ん」


そう言ったバーサーカーは満足そうだ

頭に手を伸ばし、乗ったものを触る







それは輪になった花たちだった


話している間に作ってくれたようだ



『もらっていいの？』


「ん！」


お礼だ、と言わんばかりに私があげた花と

頭の花指さすバーサーカー





『ふふ、ありがとう大切にするね』




じゃあまた、というと手を振ってくれた









彼女を愛し、理解してくれる人が

いつか現れてくれたらと願う

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