少女の夢 【Fate／Apocrypha】

聖杯大戦11 ページ12

驚いた顔をする二人



『え、あの、なんか変なこと言いました...？』


あれ、私なんか恥ずかしいこと言った？





「いや、そうゆう訳じゃなくて...ね？」



といい、ケイローンに目線を移すアストルフォ



「あなたはもっとこう...気の弱そうな人だとそう思っていました」

「ですが違いましたね、あなたには強い意志があってここにいるのだと」


ケイローンがそう言うと
隣のアストルフォはうんうん、と頷いた


それにさ、と次はアストルフォが話す



「人の為...しかもサーヴァントのために何かしようなんて、勇気のいることでしょ？」

「わざわざ嵐の中に突っ込んでく馬鹿みたいだね！！」


そう笑顔でいうアストルフォ


嵐の中に突っ込んでく馬鹿...うぅん...

ケイローンも苦笑いしている
そんな顔をみたアストルフォは

だって、聖杯大戦に自分から巻き込まれに言ってるでしょ？という



「でも、気持ちのいい馬鹿だ！僕は好きだ！！」



そういい、ガバッと抱き締められる


『ちょっ、あ、アストルフォ！！』



男の人(女っぽいけど)に抱きしめられるのなんて
初めてに等しい私にこれはきつい



「ライダー、離してあげなさい...」



ケイローン、ナイス！！





「え〜...って！真っ赤だけど大丈夫！？」


しぶしぶ離すアストルフォ

あんまり大丈夫じゃないけど恥ずかしい...



『だ、大丈夫...』


「それじゃあ、もう一回ギューッ！！」


んふふ〜といいスリスリしてくるアストルフォ

おもしろくて、少し笑ってしまう


ケイローンは許してあげて下さい、と言い

微笑んでいる



『ありがとう、アストルフォ』



心がこんなにポカポカするのは久しぶりで



頑張ろうと思えた

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