変装９ ページ44
変装した智くんを野菜の声が聞けるおじさんだと信じるAの為に
家から１度出る事にした智くん
A「やっ！おーしゃん〜！」
立ち上がった智くんのジーパンをもう１度掴むA
N「A？おじさんね、もうお家に帰らなくちゃいけないんだって」
A「やっ！」
S「おじさん困らせちゃダメだぞ？」
A「や゛ーーー！！」
ついにはジーパン掴んで泣き出してしまったA
O「うーん･･･(苦笑)」
A「ほら、おじさんは他の野菜食べれない子の所にも行かなきゃいけないからね？」
M「Aの所にだけはいれないんだぞ？また来てくれるからな？」
A「･･･おーしゃん またくう？」
泣きながら智くんを見上げて聞くA
O「･･･来るよ？Aちゃんがナスいっぱい食べてくれたらまた来る！」
A「じぇったい？」
O「うん、絶対(笑)ね？指きりしようか？」
もう１度しゃがんでAの前に小指を差し出す智くん
A「ゆびちり？」
O「そう(笑)指きり！こうやって小指を出して繋いで･･･ね？」
Aの小指に自分の小指を絡ませて「ゆびきりげんまーん」と歌う智くん
O「ゆびきった♪ね？これで約束！また絶対来るからね？」
目にはまだ涙がいっぱい溜まっていたけど指きりしてもらってやっと笑ったA
N「じゃ、おじさんにバイバイしような？」
にのに抱っこされて玄関まで行ってみんなと一緒に智くんにバイバイするA
A「ばーばい･･･」
O「うん！Aちゃんバイバイ」
玄関の扉を開けて出ていく智くん
それを見送ったAは玄関が閉まって智くんが見えなくなると･･･
A「･･･おーしゃん」
M「またすぐ来てくれるから そんな悲しそうな顔すんな、な？」
A「･･･う゛ー」
乾いたはずの涙がまた目に溜まっていくA
にのの胸におでこをくっつけて泣き出してしまいます
N「あーよしよし･･･あのおじさんの何がそんなに気に入ったのかな？」
A「Aそんな泣かないの〜 また会えるんだよ？」
A「う゛ー･･･」
にのの胸におでこをスリスリとこすり付けて泣き止まないA
S「あのおじさんがそんな気に入ったのか･･･ちょっと嫉妬するわ(笑)」
M「さ！もう風呂入ってもうねんねしような？」
にのに抱っこされながら泣くAを慰めリビングに戻る４人
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作者名：綾
| 作成日時：2013年9月23日 12時
