一緒でしょ！１０ ページ14
迷子になってしまった相葉くんとAはみんなを探すためにまずは外を目指します
A「もうエスカレーターは使わないで階段使うよ！」
A「あい！」
人の多いエスカレーターを避けて階段を探して下りる相葉くん
みんなエスカレーターを使うので階段にはほとんど人がいません
それでも用心して帽子を深く被って 階段を下ります
人の少ない階段が怖いのか 階段に上から下まで響く靴音が怖いのか
Aは相葉くんの服をギュッと握りしめます
A「A大丈夫だよ？まーがいるでしょ？」
A「ん･･･」
相葉くんはAの抱っこした背中をポンポンと優しく叩きながら階段を下ります
Aは相葉くんの胸に顔をうずめてさらにギュッと抱きつきます
A「A もうすぐ１階だよ？すぐお外に出れるからね？
そしたら電話してみんなの所行こうね！」
Aを宥めるように話しかけながら相葉くんが階段を下りていると
１階の階段の所に見慣れた顔が･･･
A「あれ？ほらA見て？あれみんなじゃない？」
A「･･･ん？」
Aが顔を上げて下を見るとそこには他の４人が心配そうに立っています
A「かじゅにぃ！しゃと！しょー！じゅー！」
Aの声に４人が一斉に上を見上げます
N「A！相葉さん！」
相葉くんは急いで１階までの階段を下ります
S「相葉くん大丈夫だった！？」
N「逃げる時に何人か相葉さんを追っていく人が見えたから心配してたんです」
M「でも俺らの後ろにも何人か付いて来てたから助けに行けなくて･･･ごめんな？」
S「A１人で抱っこして逃げるの大変だったでしょ？ホントごめん！」
N「追ってきた人巻いた後に連絡しようと思ったら ここ電波悪くて･･･」
M「探すにも探せなくてごめん！俺らもさっきやっとここで会えたところで」
O「大丈夫だった？怪我とかしてない？平気？」
A「うん！大丈夫だよ！ね？A？」
N「A大丈夫だった？怖くなかった？」
S「俺らのせいで怖い思いさせてごめんな？」
M「もう大丈夫だからな？」
O「A泣かなかったんだねぇ？えらいな〜」
４人が相葉くんに抱っこされているAの顔を覗き込むと
４人の顔を見ていたAが･･･
A「うっ･･･ えっ･･･ うえぇ･･･ うええぇぇーーーー！」
Aはみんなの顔を見て泣きだしてしまいました
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作者名：綾
| 作成日時：2013年9月23日 12時
