一緒でしょ！９ ページ13
モール中を逃げ回っている内に迷子になってしまった相葉くんとA
自分達を見つけてもらおうと携帯でみんなに電話をします
A「あれ？おっかしいな〜 繋がんない･･･」
なかなか繋がらない携帯の画面を見た相葉くん
A「･･･ここ ほぼ電波ないじゃん！」
ほぼ電波の無い携帯を握りしめてAの隣に座る相葉くん
A「どーしよ･･･電話繋がんないからみんなが何処に居るのかわかんないし
探そうにも下手に動いたらまた見つかって追いかけられるかもしれないし･･･
俺だけならどうにでもなるけどAだけは絶対危険な目に合わせたくない･･･」
ベンチで携帯握りしめて落ち込む相葉くん
自分は慣れている事だから平気･･･だけどAはそうじゃない
Aにだけは危険な思いをさせちゃいけない･･･
A「もー･･･ どーすりゃいいの･･･」
責任感の強い相葉くんは悔しそうに下唇を噛んで泣きそうになる自分を抑えます
その姿を隣に座って見ていたAはベンチの上に立ち上がって相葉くんの頭を撫でます
A「まー いいこいいこー」
A「A･･･？」
A「まー だーじょーよ！」
A「A･･･」
A「まー！ Aいっしょー！ だーじょーよ！」
A「ふふ 大丈夫･･･か」
A「いっしょー！ だーじょーぶー！なかなーの！」
A「うん･･･そうだね！大丈夫！Aと一緒だもんね！」
A「あい！」
A「大丈夫！まー泣いてないよ？Aだけはまーがちゃんと守るからね！」
相葉くんは立ち上がって自販機からジュースを１本買います
そのフタを開けてAに手渡します
A「A飲みな？喉乾いたでしょ？ それ飲んだらみんなの所行こうね！」
A「あい！」
Aが飲み物を飲んでる間 相葉くんは腕を組んで考えます
A「とりあえず ずっと上に上がってきたんだからまずは下りるか･･･
こんだけの人混みだしみんな車に戻ってるかもな･･･あ、鍵は俺が持ってるのか･･･
だとすると･･･どこだ？やっぱ電話だな･･･ここじゃ無理だから
まずは電波のある所だな･･･１回外に出るか！」
A「まー！」
A「ん？Aもういいの？ごちそうさま？」
A「あい！」
Aの飲み残したジュースにフタをして後ろポッケに入れた相葉くんは
Aを抱き上げます
A「A！まずは外に出るよ！」
A「あい！」
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作者名：綾
| 作成日時：2013年9月23日 12時
