秘密とヤクソク ページ6
。
「カエデはさ、あいつらと一緒に下忍？」
「…そう、だね」
「……俺ってば、皆に嫌われてるんだ」
「…え？」
「昔っから、みんなみんな、おんなじ目してくるんだ。最初は大人だけだったのが、クラスの皆も……いつの間にか……」
くらい、くらい顔。
あたしは何でナルトが皆に嫌われてるのか知ってるけど、今のナルトは知らない。
だからこそ、余計に辛いだろうに…
「…ねぇナルト、あたし、まだ皆に言ってない秘密があるの。」
「ひみつ？」
「そう。ナルトが下忍になったら、教えてあげる。だから、諦めないでよ。」
今のあたしには、こういうので精一杯。
それでもナルトは満面の笑みで、「俺ってば頑張る！」と言ってくれた。
「…約束ね、下忍になって」
「おう！約束、絶対守ってやるんだってばよ！」
「よかった、じゃ、あたしはシバ探しに行かなきゃだから、これで。」
「あ、…ありがと、ってばよ」
「ん、」
少し寂しそうにするナルトの頭をなでてから、シバを探そうと卒業生とその家族が集まる方へと足をすすめる。
…ナルトはまだ、寂しそうな目をしてるんだろう、けど、あたしは今のナルトに手を差し伸べてはいけない。
これから起きることは、ナルトが下忍になるためのものだから。手は出せない。
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ミナ(プロフ) - 初コメ失礼します。こういった小説はなかなかないので続きが楽しみです！作者様がよければ作成再開お願いできませんか？あと一つ質問なんですが黄道十二門の星霊ってFAIRYTAILっていう作品からのものでしょうか？ (2022年11月20日 20時) (
レス) @page22 id: 28884c644a (このIDを非表示/違反報告)
みこ - 初コメ失礼します貴方様の作品とても面白かったです!これからも応援しています! (2021年9月26日 22時) (レス) @page17 id: 173121a55e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あき | 作成日時：2021年3月17日 1時
